不動産の内見時間に悩む人
「仕事が終わるのが遅くなりそう、内見は何時まで対応してもらえるだろうか・・・」
不動産の内見を予定している方にとって、内見が何時まで可能かは重要な疑問だと思います。
仕事や勉強など何かと忙しい昨今、遅くなると内見は夜何時まで対応してもらえるのか、具体的な時間が気になりますよね。
不動産会社の営業時間内でいうと、一般的には18時~19時までが目安で、遅くても20時~21時が限界点です。しかし事前に予約しておくことで、それ以外の時間でも対応できる場合もあります。
本記事はどうしても遅い時間でないと内見できない方に向けて、不動産の内見時間が何時まで可能なのかについて深堀し、夜間に内見する際のメリットやデメリット・注意する点について詳しく解説します。
さらに、逆に朝の内見についてや、効率的に物件を選ぶための内見時間帯についても触れ、スムーズな物件選びをサポートします。
この記事のポイント
- 不動産の内見が夜何時まで大丈夫なのか
- 夜間に内見する際のポイントやメリット
- 夜間に内見する際のデメリットや注意点
- 夜間内見での疑問をさまざまな視点で解説
不動産の内見は何時まで可能か?基本のルールを解説
一般的に不動産の内見が何時まで可能なのか、夜間や朝に内見するポイントや注意点を以下の点で解説していきます。
- 内見は夜何時まで可能か?営業時間の目安
- 夜間に内見するポイントやメリット
- 夜間に内見するデメリット・注意する点
- 不動産屋は何時まで仕事をしているのか?
- 逆に不動産の内見は朝何時から可能か?
- 朝の内見時に気をつけるべき点
- 内見の時間帯・曜日で気をつけるべきこと
- 夜の内見時間の平均はどのくらいか?
内見は夜何時まで可能か?営業時間の目安
内見が夜の何時まで可能なのかは、不動産会社の営業時間によって異なりますが、一般的には18時から19時までが目安で、遅くても20~21時です。
多くの不動産会社が9時~10時に始まり、18時~19時までを営業時間としているため、この範囲内での内見が可能となります。
どうしても夜間内見を希望する場合は、必ず事前の予約が必須であり、営業時間ギリギリでの対応は要相談となります。
営業時間外の対応については、個別の不動産会社や物件のオーナー次第で、柔軟に対応してもらえることもありますが、特に大手の不動産会社では規定が厳しく、夜遅い時間帯の内見は難しい場合が多いです。
夜間に内見するポイントやメリット
夜間に内見するポイントやメリットは以下の点があります。
- 生活音や周辺の騒音を確認できる
- 夜道の明るさと安全性をチェックできる
- 近隣の施設の営業時間を確認できる
各項目解説します。
生活音や周辺の騒音を確認できる
夜間の内見では、普段昼間には確認できない周囲の生活音や交通音などを実際に体感することができます。
マンションやアパートの場合は、隣人や上下階の部屋からの生活音がどれくらい響くのか、建物の防音性能を確認するには適しています。
夜道の明るさと安全性をチェックできる
駅から物件までの道のりや周辺の街灯の数、人通りの多さなどを確認することで、夜間の安全性を把握することが可能です。特に、夜道を頻繁に通る予定がある人にとっては重要な情報です。
特に駅からの帰り道が暗い場所や人通りが少ないエリアでは、防犯面に不安が生じる可能性があります。事前にルートを歩いてみて、周囲の安全性を確認しておくことをおすすめします。
近隣の施設の営業時間を確認できる
夜に内見することで、近くのスーパーやコンビニ、飲食店などが夜遅くまで営業しているかを把握できます。日常的に夜間に買い物や外食をする場合、周辺施設の営業状況は生活の利便性に大きく影響します。
一方で、日当たりや室内の明るさを把握しづらいため、昼間に再度確認することが推奨されます。
夜間に内見するデメリット・注意する点
夜間に内見するデメリットや注意する点は以下のようなものがあります。
- 所有者居住中物件の夜間の内見は売主の迷惑になる
- 部屋の細部が見えづらい
- 物件が通電していない場合がある
各項目解説します。
所有者居住中物件の夜間の内見は売主の迷惑になる可能性がある
売買物件の場合、所有者が居住中であれば、売主にとって負担が大きくなる可能性があります。
通常、夜間は所有者が帰宅してリラックスしている時間帯であり、その時間に内見のために自宅を開放するのは負担になります。特に、仕事から帰ってきたばかりの時間や家族団らんのひとときであれば、プライバシーの問題も生じます。
夜間の内見が避けられない場合は、売主に事前に十分な調整を依頼し、できるだけ負担が少ないよう配慮することが大切です。
部屋の細部が見えづらい
夜間の内見では、暗さの影響で部屋の汚れや壁の傷といった細部の確認が難しくなり、不都合を見落としてしまう可能性があります。
窓からの光も期待できないため、昼間と比べて物件の印象が大きく変わることがあります。
物件が通電していない場合がある
空室期間が長い物件では電気が契約されておらず、照明が使えない場合があります。
この場合、スマートフォンのライトや懐中電灯を頼ることになりますが、これでは部屋全体を十分に照らすことが難しいでしょう。特に広い部屋や天井の高い場所では、影ができやすく、空間の広さや高さを正確に感じることができません。
不動産屋は何時まで仕事をしているのか?
不動産屋の営業時間は、一般的に9時~10時から18時~19時までが多いです。
地域や会社によって異なるため、正確な営業時間は個別に確認する必要があります。都市部の不動産会社では営業時間が長く、20時~21時頃まで営業しているところもあります。
また、曜日によっても営業時間が変わることがあります。
多くの不動産会社は火曜や水曜を定休日としているため、これらの曜日に内見を希望する場合は事前に確認することが重要です。繁忙期である2月~4月には、特別営業時間を設けることもあり、遅い時間まで対応しているケースも見られます。
残業で夜遅くまで残って仕事している人もいると思いますが、内見は事前に予約しておく必要があります。
小規模な不動産会社や個人経営の仲介会社では、顧客の要望に応じて営業時間外の対応をしてくれることもありますが、その場合は担当者の善意によるところが大きいです。
ちなみに私の会社では18時になったら閉店して会社はもぬけの殻になりますが、営業時間外に内見希望がある場合は承っています。
逆に不動産の内見は朝何時から可能か?
不動産の内見は、一般的に不動産会社の営業開始時間から行うことができます。
多くの不動産会社は午前9時~10時に営業を開始するため、内見の予約もその時間帯から可能です。ただし、現地集合型の内見であれば、より早い時間に対応してくれることもあるので、事前に相談してみると良いでしょう。
また、内見を午前中に行うことで、日当たりの確認や周辺の朝の雰囲気をチェックできるという利点があります。不動産会社に依頼する際は、営業時間を確認し、スケジュールに余裕をもたせることが大切です。
朝の内見時に気をつけるべき点
朝は夜とは違った視点で内見することが可能です。
- 日当たりの確認をする
- 近隣の騒音をチェックする
- 物件の外観や周辺の状況を観察する
日当たりの確認をする
朝の時間帯は特に東向きの部屋が日当たりの良さを発揮します。どれだけ朝日が差し込むか、室温がどれだけ上がるのかを確認することで、日中の明るさや快適さを判断できます。
近隣の騒音をチェックする
通勤・通学の時間帯には、周囲の交通量や人の動きが活発になります。この時間帯の騒音レベルや近隣の騒がしさを確認することで、住環境の快適さを把握することができます。
また、通勤・通学の時間帯は車の混み状況などを把握することができるので、実際の生活をするイメージがしやすくなります。
物件の外観や周辺の状況を観察する
朝はゴミ収集の時間帯であることが多いため、ゴミ置き場の清潔さや管理状況を確認する良い機会です。
また、周辺の住民の雰囲気や、子供の通学風景なども観察しておくと、地域の様子をより具体的にイメージできます。
内見の時間帯・曜日で気をつけるべきこと
内見の時間帯によって確認できるポイントや注意点が異なるため、目的に応じて適切な時間を選ぶことが重要です。
日中の内見は部屋の明るさや日当たり、共用部の清潔さをチェックするのに適していますが、住民が外出していることが多いため生活音の確認は難しいです。
夕方や夜の内見では、近隣住民の生活音や防音性能を確認しやすい一方、日当たりや部屋の明るさを把握するのは難しくなります。暗くなると物件の細部が見えにくくなるため、不都合を見落とす可能性もあります。
さらに、平日の昼間は比較的静かですが、休日や夜になると周辺の騒音レベルが上がることがあります。
周辺環境の変化を確認するためにも、異なる時間帯に複数回内見するのが理想です。どの時間帯に訪れてもチェックリストを用意し、見るべきポイントを明確にしておくと、内見の質を高めることができます。
夜の内見時間の平均はどのくらいか?
内見時間の平均は、1件あたり10分から30分程度です。
物件の大きさや確認したいポイントによって時間が変わりますが、通常は30分以内で終わることが多いです。
小さなワンルームや1Kの場合は10分から15分程度で見終わることが多く、一方でファミリー向けの広いマンションや一軒家では30分ほどかかることもあります。
夜間に何件も物件をハシゴするのはあまり現実的ではありません。同じマンション内の別の部屋であったり、ハシゴする物件が徒歩数分以内の場所であれば問題ありませんが、移動に時間がかかる場合は別日に回すのが無難です。
内見時間を短縮するためには、事前に物件の間取り図を確認し、チェックしたいポイントをリストアップしておくと効果的です。例えば、水回りの状態、収納スペースの大きさ、日当たりの確認など優先順位をつけておくことで、短時間でも効率的に内見ができます。
不動産の内見は何時が許容範囲か?さまざまな視点で解説
不動産の内見が可能な時間は、不動産会社の営業時間に左右されますが、許容時間は遅くても21時台が限界点です。
ここからはさまざまな視点で内見について深堀します。
- 内見は夕方が良いのはなぜですか?
- おすすめの内見時間帯とその理由
- 内見は何件まで行うのが一般的か?
- 複数の物件を内見する際の時間配分
- 営業時間外の内見は費用が必要?
- 夜間のオンライン内見は有効か?
- 深夜の時間帯の内見は可能なのか
- 内見が遅くなり終電を逃したので物件に泊めてもらうことは可能か
内見は夕方が良いのはなぜですか?
夕方に内見を行うと、生活音や周辺の騒音を確認しやすいためです。
住民が帰宅している時間帯でもあるため、実際の生活音や建物の防音性をチェックできます。日中の内見では感じにくい隣の部屋の生活音や交通量の増加による騒音を確認できるため、住環境をよりリアルに把握できます。
夕方の内見では、物件の周辺環境や安全性をチェックするのにも適しています。夕暮れ時は街灯の位置や人通りの多さが分かり、夜道の安全性を確認することができます。特に駅から物件までの道のりが暗くないか、人通りが十分あるかを確かめることで、帰宅時の安心感を得られるでしょう。
さらに、部屋の照明を点灯させた際の雰囲気も確認できます。昼間の明るさだけでは分からない部屋の印象を把握するのに役立ち、居心地の良さやインテリアの配置もイメージしやすくなります。日中と夕方の両方で物件を訪れることで、時間帯ごとの違いをしっかり理解できるでしょう。
おすすめの内見時間帯とその理由
内見に適した時間帯は、午前中から夕方にかけてです。
午前中は日当たりの確認に最適で、特に東向きの部屋は朝日が差し込み、部屋全体の明るさを把握しやすいです。日当たりを重視する場合は午前中の内見が推奨されます。また、通勤・通学の状況や周辺の交通量もチェックできるのが利点です。
昼から午後にかけての時間帯は、共用部分や周辺環境の確認がしやすくなります。特に南向きや西向きの部屋は、この時間帯に最も明るいため、部屋の採光や風通しを確認するのに適しています。また、周囲の騒音や生活音の確認も行いやすいです。
夕方の内見は、近隣の生活音や夜間の治安状況を把握するのに役立ちます。住人が帰宅している時間帯であり、実際の防音性や騒音のレベルを体感できます。さらに、駅からの帰り道の暗さや人通りの状況もチェックできるため、特に女性や家族連れにはおすすめです。
内見は何件まで行うのが一般的か?
一般的に、1日あたり3件、多くても5件の内見を行うのが妥当とされています。
内見は1件あたり10~30分程度で終わることが多いですが、物件間の移動時間も考慮する必要があるため、無理のないスケジュールを組むことが大切です。1日で多くの内見を詰め込みすぎると、物件の特徴を覚えきれず、混乱してしまうことがあります。
また、5件以上の内見を1日で行うと、物件間の比較が難しくなり、かえって判断が鈍る可能性があります。内見を効率よく行うためには、事前に自分の希望条件を明確にし、優先順位をつけて内見に向かうのがオススメです。
内見を行う際は、物件の特徴や気になる点をメモしたり、写真を撮ったりしておくと、後で比較しやすくなります。
複数の物件を内見する際の時間配分
複数の物件を内見する場合、1件あたり10分から30分を目安に時間配分を考えると良いでしょう。
しかし移動時間も含める場合、次の物件までの余裕を持って見積もるのが無難です。物件間の移動や内見中の不測の事態にも対応しやすくなります。
また、移動の順番を効率的に組むことも大事で、一度内見する物件すべての位置関係を把握し、近い物件を順番にまわることで時間の無駄を減らせます。
営業時間外の内見は費用が必要?
営業時間外の内見に費用が必要かどうかは、不動産会社や物件のオーナーの方針によって異なります。
一般的に、大手の不動産会社では規定が厳しく、営業時間外の対応には追加費用が発生するケースもあります。また、営業時間外の内見には担当者の時間外労働や交通費などのコストがかかるため、別途料金を請求されることもあります。
一方で、個人経営の不動産会社や小規模の仲介業者は、顧客の要望に柔軟に対応することが多く、費用が発生しない場合もあります。特に長期的な関係を築きたいと考える業者であれば、追加料金を取らずにサービスを提供することがほとんどす。
夜間のオンライン内見は有効か?
夜間のオンライン内見は、特に忙しい人や遠方に住んでいる人にとって有効な方法です。しかし、あくまで不動産会社が夜間のオンライン内見を受けてくれれば。ということが前提となります。
仕事終わりでも気軽に参加できる
オンライン内見は、自宅や職場からアクセスできるため、夜間に行うことで、日中に時間が取れない人でも参加しやすくなります。また、夜間に実施することで、他のスケジュールに干渉しにくいというメリットがあります。
リアルタイムでのコミュニケーションが可能
オンライン内見では、不動産担当者にリアルタイムで質問ができるため、気になる点をすぐに確認することができます。物件の内装や周辺環境に関する詳細な情報を得ることで、実際の訪問時に注意すべき点をあらかじめ把握しておけます。
夜間の雰囲気をチェックする手助けになる
物件周辺の様子や街の雰囲気を映像で確認できるため、夜間のオンライン内見は特に治安や静けさが気になる場合に有効です。ただし、照明の状態や映像の質によっては詳細が見えにくいこともあるので、実際の内見を併用するのが望ましいです。
深夜の時間帯の内見は可能なのか
深夜の時間帯の内見は、基本的には難しいと考えるべきです。不動産会社の営業時間外であることが多く、担当者の対応も期待できません。また、物件の所有者や周辺住民の生活リズムを考慮する必要があります。
不動産会社の営業時間外が多い
多くの不動産会社は夕方から夜にかけて閉店するため、深夜の内見に対応できるケースはほとんどありません。営業時間内にスケジュールを組むか、オンライン内見を活用するなどの代替手段を検討することが必要です。
安全面の問題がある
深夜は街の明かりが少なく、防犯面でのリスクが高まります。物件周辺の治安状況を確認するために夜の内見が推奨されることはありますが、それでも深夜の時間帯に行うのは避けた方が無難です。
近隣住民への配慮が必要
物件の隣人や近隣の住民に迷惑がかかる可能性があります。深夜に物音を立てるとトラブルの原因になりかねないため、内見の時間はできるだけ常識的な時間帯に設定することが望ましいです。
内見が遅くなり終電を逃したので物件に泊めてもらうことは可能か
内見が遅くなり終電を逃した場合でも、物件に泊めてもらうことは基本的にできません。内見は、物件の状態や周辺環境を確認するための一時的な訪問であり、宿泊目的の利用とは異なります。法律上や契約上の観点からも、物件に宿泊することは認められていないケースがほとんどです。
もし内見後に終電を逃してしまった場合は、事前に移動手段や宿泊先を確保しておくことが重要です。
夜遅い時間の内見を希望する場合は、不動産会社としっかりとスケジュール調整を行い、無理のない時間帯で内見を行うよう心掛けましょう。
不動産内見は何時まで可能なのか総まとめ
不動産の内見は一般的には18時~19時までが目安で、遅くても20~21時が限界点です。営業時間外に内見を希望する場合は、必ず事前に不動産会社に相談し対応可能か確認しましょう。
夜間内見をする場合は以下の点を注意して、内見に挑むようにしましょう。
- 多くの不動産会社は18時~19時までの内見が基本
- 遅くても20時~21時が一般的な最終時間帯
- 営業時間外の内見は事前予約が必須
- 大手の不動産会社では夜遅い内見は困難な場合が多い
- 小規模な不動産会社は営業時間外でも対応することがある
- 夜間内見は生活音や騒音の確認に適している
- 夜道の安全性や街灯の有無を確認できる
- 日当たりや室内の明るさの確認は昼間に再度行うべき
- 所有者が居住中の物件は夜間内見が迷惑になる可能性がある
- 夜間内見は部屋の細部が見えにくく、不都合を見落としやすい
- 夜間内見は通電していない物件では照明が使えない場合がある
- 深夜の内見は基本的に不可能である
- 事前に物件のチェックリストを用意すると効率的
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