新築一戸建てで下水臭いのに悩む人
「せっかくの新築なのに、下水臭い・・・・どうすればいいの??」
新築に住み始めたのに下水の臭いが気になることはありませんか?
下水臭い問題が発生する原因は、排水トラップの水切れのような簡単に改善できる場合から、排水管が正しい勾配で設置されていないような施工ミスの場合など、様々な原因が考えられます。
自分で治せるような簡単な原因であれば問題ありませんが、素人では治せない根本的なところが原因の場合は、新築であれば施工不良となるので、工務店・ハウスメーカー調査を依頼して改善してもらうのが一番の安全策です。
問題に気が付いているのに相談せず長期期間経過してしまうと、家の劣化が進み補償の対象外となる場合もあります。取返しのつかない状態になる可能性もあるので、早急に相談するようにしましょう。
この記事では、下水臭い時の主な原因と対策を解説し、設備別のチェックポイントやメーカーが公開している対応策もご紹介します。
快適な住環境を取り戻すために、参考にして頂き、下水臭い問題の解決にお役立てください。
下水の臭いは時には人体にも影響がある場合もあるので、早急に改善しましょう!
この記事のポイント
- 一戸建ての新築で下水臭い原因とその具体例を理解できる
- 下水臭い問題に対する効果的な対策方法を把握できる
- メーカー毎や設備別に適した確認ポイントと改善策を学べる
- 工務店やハウスメーカーに改善を依頼する適切なタイミングを知る
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新築一戸建てで下水臭い場合の原因と対策
新築が下水臭くなる原因で考えられるものと対応策を解説します。
- 新築なのに下水臭いのはなぜ?
- 雨の日だけ下水臭いのはどうして?
- 新築なら建築した工務店・ハウスメーカーに改善させるのが最善
- 下水の臭いの放置するとやばい
- 新築住宅で排水管の施工ミスが起こる原因とは
- 下水臭を防ぐために日頃から自分でできる予防策
新築なのに下水臭いのはなぜ?
新築の家で下水臭いと感じる場合、理由はさまざま考えられます。
新築という特性上、家全体が新しい状態であるため、問題の発見が遅れることもあります。ここではよくある主な原因を挙げて説明します。
自身で対策をして、改善されれば問題ありませんが、根本的なところの改善が必要な場合、素人ではどうすることもできないので、早めに工務店・ハウスメーカーに相談しましょう。
排水トラップの水切れ
新築では未使用の排水口が多く、上の画像のようにトラップ部分の水が蒸発している場合があります。
特に建売などで、建物が完成してから、長期期間経過している新築の場合ではこの原因が当てはまりやすくなっています。
排水トラップの水がなくなると、下水の匂いがそのまま室内に上がってきます。新しい設備であっても、様々な形でこの構造が採用されています。
一度、すべての設備で水を流してトラップを満たし、フタをして臭いが上がってこないようにしましょう。
排水管の通気不足
下水臭い匂いは、下水管の通気管が詰まっている場合や、適切に設置されていない場合に発生します。
新築であっても、施工時の配管ミスや通気管の取り付け不備や、配管が割れていたり、ヒビがあり、排水が漏れている可能性も考えられます。
床下収納から床下を覗くことができます。水が漏れている部分などがないか確認してみましょう。異常を発見した場合は早急に、建築した工務店・ハウスメーカーに連絡しましょう。
排水管の施工ミスや勾配不良
排水管が正しい角度で設置されていない場合、水がスムーズに流れず汚れが溜まりやすくなります。
上の画像のように排水管は敷地外向かって少しづつ高さを下げていくことで自然と流れるようにするのが基本ですが、何らかの理由で、勾配が取れていなかったり、逆勾配になっていた場合、排水物が滞留し臭いが発生します。
また、接続部分が緩んでいる場合も匂いが漏れることがあります。新築時に配管の継ぎ目や接続部分がしっかりとシールされていない場合、隙間から下水の臭いが漏れることがあります。
この原因が該当した場合、工務店・ハウスメーカー側の施工ミスです。すぐに改善してもらうようにしましょう。
換気システムの影響
新築住宅は高気密高断熱が主流ですが、換気システムがうまく機能していない場合、空気の流れが悪化し、匂いがこもることがあります。
この場合、換気扇や排気口の確認が必要です。換気扇が適切に設置されているか、また動作に問題がないかを確認しましょう。特に湿気の多い場所では、換気の重要性が高まります。
周辺環境の影響
新築地の地盤や下水設備の状況が原因の場合もあります。下水処理施設との距離や配管の老朽化状況によって、匂いが逆流する可能性があります。
新築の家でも、接続されている下水管が古い場合や、建築現場での配管内の異物が原因で臭いが発生することがあります。このような場合、自分の家だけでなく周辺の家や、道路でも悪臭がしている場合があります。
こうした場合は、下水管を管理している自治体などに相談しましょう。
配管の空気圧バランスの乱れ
排水管内の空気圧が乱れると、匂いが逆流することがあります。雨の日に大量の水が一度に流れることで空気圧が変化し、匂いが押し上げられることがあります。
この場合、下水管を管理している自治体などに点検を依頼しましょう。
排水管の詰まりや汚れ
キッチンであれば、油や食べ物の残りが排水管に詰まると、その腐敗によって匂いが発生します。一軒家の場合、敷地内の配管も所有者の管理範囲となるため、詰まりが解消されない限り問題が続くことがあります。
浴室であれば、髪の毛やせっけんカスなどが、排水口・排水トラップにぬめりとして残り、カビが発生している場合があります。
また、トイレであれば便や尿の付着などがないか隅々まで確認する必要があります。
システムトイレの給排水設備の不具合
最近の一軒家では節水型トイレや特殊な排水設備を採用するケースもありますが、これらの不具合が匂いの原因になることもあります。
給水栓の床との接地面や、便器の床との接地面に隙間などがないか確認するようにしましょう。
雨の日だけ下水臭いのはどうして?
雨が降ると下水管内に雨水が流れ込み、水位が上昇して匂いが押し上げられることがあります。また、排水管の接続部分が緩んでいたりシールが劣化している場合、雨水の圧力で下水が逆流して臭いが室内に漏れることもあります。
さらに、雨の日の高い湿度は匂い分子を空気中に拡散させやすくし、普段以上に臭いを強く感じさせます。また、排水トラップ内の水が揺れることで匂いを遮る水の膜が不十分になる場合や、地盤への浸水や周辺の下水設備の不具合が原因となることも考えられます。
これらの原因が複雑に絡むため、雨の日の下水臭には適切な点検が必要なので、あまりにも臭いが酷い場合は、下水管を管理している自治体などに調査を依頼しましょう。
新築なら建築した工務店・ハウスメーカーに改善させるのが最善
新築住宅で下水の臭いが発生した場合、最も理想的な対応は建築を担当した工務店やハウスメーカーに改善を依頼することです。
新築直後に問題が発生した場合、施工ミスや設計上の不備が原因である可能性が高く、保証期間内であれば無償で修理してもらえることが一般的です。
下水の臭い問題に直面した際、最初に自分でできることを試みるのは自然なことです。しかし、根本的な原因が配管や排水設備の内部にある場合、素人の対応には限界があります。
適切な知識や専門的な道具がなければ、問題を完全に解決することは難しいだけでなく、状況を悪化させてしまうリスクもあります。
もちろん、素人でも適切な判断ができる場面もあります。例えば、シンク下の臭いが単純なゴミの蓄積によるものであれば、清掃で解決することができます。しかし、清掃後も臭いが取れない場合や臭いが強まる場合には、プロに依頼するべきタイミングと言えるでしょう。
修理を依頼する前には契約時の保証内容をしっかり確認する必要があります。保証書には、配管の施工や設計ミスが保証の対象となるケースが明記されている場合があります。この内容を把握しておくことで、スムーズな対応を引き出せるでしょう。
下水の臭いの放置するとやばい
新築の下水の臭いを放置すると、見た目にはわからない深刻な問題を引き起こす可能性があります。単なる不快な匂いと思いがちですが、放置することで以下のようなリスクが発生します。
まず、健康被害のリスクが挙げられます。下水の臭いの中には有害なガスが含まれていることがあり、長期間吸い続けると頭痛や吐き気、さらには呼吸器系への悪影響を及ぼす場合があります。特に小さな子どもや高齢者がいる家庭では注意が必要です。
さらに、建物自体への悪影響も避けられません。下水の臭いが漏れる原因には配管の不具合が含まれることが多く、放置すると水漏れや腐食が進行し、建物の耐久性が損なわれる可能性があります。これにより、大掛かりな修理が必要になる場合もあります。
また、生活環境の質が大きく低下します。下水の臭いは家全体に広がり、快適な居住環境を台無しにするばかりか、近隣住民にも迷惑をかける恐れがあります。新築という価値が損なわれることは言うまでもありません。
このように、新築の下水の臭いは単なる匂いの問題にとどまらず、健康や建物の構造、生活の質に深刻な影響を与える可能性があるため、早急に原因を突き止めて適切な対処を行うことが重要です。
新築住宅の問題であればなおさら、早期の対応が住宅の安全性や快適性を保つ鍵となります。工務店やハウスメーカーに迅速に連絡を取り、改善を依頼することで、このようなリスクを最小限に抑えられるでしょう。
新築住宅で排水管の施工ミスが起こる原因とは
新築住宅で排水管の施工ミスが起こる原因として、施工現場の管理や技術的な問題が挙げられます。
現場作業員の経験不足や作業工程の急ぎすぎも原因となります。忙しい工期の中で確認作業が十分に行われない場合、接続部のシールが不完全だったり、配管がしっかりと固定されていなかったりすることがあります。
このようなミスは、新築住宅でも見過ごされることがあります。特に件数を多く建築しているような、建売住宅などの場合は起こりえます。
また、設計段階でのミスも要因の一つです。土地の形が特殊な場合など、配管の配置が適切でない場合、施工後に問題が発生する可能性があります。例えば、通気管が不足している場合や、排水管の勾配が取れていない場合、匂いの逆流が発生しやすくなります。
これらの原因を防ぐためには、施工中の確認作業を徹底し、信頼できる工務店やハウスメーカーを選ぶことが重要です。
建売住宅であれば引き渡し後の保証内容を確認し、不具合が発生した際には迅速に対応を依頼することが必要です。
下水臭を防ぐために日頃から自分でできる予防策
せっかくの新築ですし、キレイな状態を保ちたいですよね。適切な対策と予防策を講じることで問題を解消できる可能性があります。以下に具体的な方法を解説します。
排水トラップの定期的な確認とメンテナンス
排水トラップが乾燥すると匂いが発生するため、水を定期的に流す習慣をつけることが重要です。特に使っていない排水口には月に一度、水を流して水封を維持しましょう。
また、水漏れなどが無いか定期的に確認するようにしましょう。これにより下水臭の発生を防ぐことができます。
配管の点検と修理
配管接続部分の隙間や劣化は下水臭の主な原因の一つです。接続部分やパイプの状態を点検し、不具合があれば早急に修理の依頼をすることを推奨します。新築の場合でも施工ミスが潜んでいる可能性があるため注意が必要です。
換気設備の見直し
家全体の換気を見直すことで、下水臭の逆流を防ぐことができます。特にトイレや浴室の換気扇は適切に稼働しているか確認し、不十分であれば性能の良い換気扇に交換することも検討してください。
臭いが広がりやすい場所の清掃
台所のシンクや浴室、トイレなど、下水臭が広がりやすい場所は定期的に清掃することが効果的です。特に、シンク下の排水口やトラップ部分は、専用の洗浄剤を使って詰まりを取り除きましょう。
雨の日対策としての排水設備強化
雨の日に特に匂いが強まる場合は、排水設備の強化が効果的です。排水口に蓋を設ける、防臭カバーを取り付けるといった方法で雨水の影響を抑えることができます。
設備別・メーカー別の新築一戸建てが下水臭い時のチェックポイント
各設備ごとの下水臭がする時の確認と改善方法と、下水臭がする時にメーカーが公開している改善法を紹介します。
- 【お風呂】が下水臭い時のチェックポイントと改善法
- 【お風呂】各メーカーごとに公開されている改善策
- 【シンク下(キッチン)】臭いの原因と対策
- 【シンク下(キッチン)】各メーカーごとに公開されている改善策」
- 【トイレ】下水臭い時のチェックポイントと改善法
- 【トイレ】各メーカーごとに公開されている改善策
- 工務店・ハウスメーカーに相談すべきタイミング
- 一戸建てが下水臭い時の対策グッズ
【お風呂】が下水臭い時のチェックポイントと改善法
風呂場が下水臭いと感じる場合の簡単に確認できるポイントをチェックすることが重要です。新築だからと言っても、日ごろのお掃除をさぼっていると簡単に汚れ臭いが発生します。
確認すべきは、排水口の詰まりです。
髪の毛や石鹸カスなどが排水口に溜まっていると、臭いの発生源となることがあります。排水口カバーを外し、中のゴミを取り除いたり、専用の排水口クリーナーを使用して詰まりを解消することが有効です。
また、タイルの目地にカビや、汚れが溜まっていないかという点です。これらは臭いを悪化させる原因になります。浴室はまず赤カビが発生し、その後黒カビに変化していきます。赤カビであれば掃除は簡単ですが、黒カビになると簡単に掃除するのが難しくなります。赤カビを発見したらその都度掃除するようにしましょう。
それでも臭いが改善しない場合、配管の状態に問題がある可能性があります。
配管が正しく接続されていない場合や、排水管にひび割れや損傷がある場合です。このような場合は、素人の対応では解決が難しいため、専門業者に相談することをお勧めします。
ブラシなどででも取れにくい汚れは激落ちくんなどの「メラミンスポンジ」がオススメです。浴室用の洗剤+メラミンスポンジでだいたいの汚れは落とせます。
【お風呂】各メーカーごとに公開されている改善策
各浴室のメーカーの臭い対する改善策について記載された物を紹介します。
LIXIL(リクシル)のお風呂の場合
LIXIL(リクシル)では、以下のページでお風呂の臭い対策を紹介しています。
>>リクシル(LIXIL):ユニットバスの洗い場排水口から悪臭がする>>
ユニットバスの洗い場排水口から悪臭がする原因は、排水トラップの汚れや封水切れ、水の滞留など。汚れた排水トラップや部品の緩みが臭いの原因になるため、定期的に清掃と確認が必要。長期間使用しない場合は、トラップ内に水を補充するか布で密閉して対策を行いましょう。水の滞留による悪臭は、温水を一気に流して解消できます。
Panasonic(パナソニック)のお風呂の場合
パナソニックでは、以下のページでお風呂の臭い対策を紹介しています。
>>Panasonic:お風呂の嫌な臭いの原因はコレ!風呂場の悩みを解決する掃除方法を徹底解説!>>
お風呂の嫌な臭いの主な原因は、排水口、風呂釜、換気扇に発生する雑菌やカビです。それぞれの場所にたまる汚れや湿気が臭いを引き起こします。排水口の髪の毛や石けんカスはこまめに除去し、重曹やクエン酸を使って掃除しましょう。風呂釜の配管は専用洗浄剤で定期的に清掃することが大切です。換気扇のフィルターも湿気やほこりでカビが生えやすいため、忘れずに掃除してください。掃除でも臭いが取れない場合、清潔でお手入れしやすいリフォームを検討するのもおすすめです。日々のケアと効率的な掃除で快適なお風呂環境を目指しましょう。
TOTOのお風呂の場合
TOTOでは、以下のページでお風呂の臭い対策を紹介しています。
排水口より異臭がする場合、排水口のお手入れまた封水筒をしっかり締めることで改善される場合があります。洗い場の排水口の流れが悪い時には、まず排水トラップのお掃除をしてみましょう。排水トラップ内に水がたまった状態でないと下水管からのにおいの原因や虫の侵入する場合があります。
タカラスタンダードのお風呂の場合
タカラスタンダードでは、以下のページでお風呂の臭い対策について紹介しています。
>>タカラスタンダード:お手入れマニュアル洗い場・排水口>>
洗い場は浴室内で最も汚れやすい部分で、石鹸カスや皮脂が原因でカビや頑固な汚れが発生しやすいため、こまめな清掃が必要です。毎日、熱めのお湯で汚れを流し、冷水シャワーや乾拭きでカビの発生を防ぎましょう。週に1回は中性洗剤で洗い、月に1回はクレンザーを使用して落ちにくい汚れを除去します。排水口では髪の毛やゴミを毎日除去し、週1回は部品を外して中性洗剤や歯ブラシでヌメリを掃除します。配管洗浄剤を使うとさらに効果的です。適切な清掃道具を使用し、部品の取り扱いや洗剤の注意点を守ることで、清潔な浴室環境を維持できます。
【シンク下(キッチン)】臭いの原因と対策
シンク下から嫌な臭いがする場合、その原因は主に排水管や収納スペース内の状況に関係しています。
まず確認したいのは、排水管からの臭い逆流です。排水管の接続部分が緩んでいる場合、下水の臭いがシンク下に漏れてしまうことがあります。この場合、排水管の接続部分を点検し、必要であればシール材や新しいパッキンで補強します。
そして、排水トラップ内の水が蒸発している場合も臭いが発生しやすいため、水を流してトラップを満たすことが効果的です。
また、シンク下の収納に食品や洗剤などを収納している場合、液漏れやこぼれた物が悪臭を発することがあります。定期的に収納スペースを点検し、汚れや湿気を拭き取る習慣をつけることが重要です。また、防臭シートや吸湿材を活用することで、臭いの発生を予防することもできます。
排水管の詰まりも臭いの原因になる場合があります。食材のカスや油脂が排水管内に蓄積すると、腐敗が進み悪臭が発生します。排水管専用のクリーナーを使用して詰まりを取り除きましょう。ただし、強力な薬剤を使用する際は、配管を傷めないように注意が必要です。
予防策としては、排水口にネットやゴミ受けを設置し、大きな食材カスや油脂を流さないようにすることが挙げられます。また、週に一度は排水管に熱湯を流すなど、簡単なメンテナンスを行うことで臭いの発生を防ぐことが可能です。
シンク下が臭い場合、その原因は目に見えない部分に潜んでいることが多いです。しっかりと原因を突き止め、適切な対策を講じることで、快適なキッチン環境を取り戻すことができます。
キッチンでは、とにかくゴミ類などを配管に流さないように注意することが重要です。
【シンク下(キッチン)】各メーカーごとに公開されている改善策
各キッチンのメーカーの臭い対する改善策について記載された物を紹介します。
LIXIL(リクシル)キッチンの場合
LIXIL(リクシル) からは、シンク下の排水トラップの掃除法やシンクポケットの掃除法などが解説されており。加えてシンク下のキャビネットが臭い場合の対処法も解説されています。
>>リクシル(LIXIL):キッチンの排水口から異臭がする>>
排水口から臭いがする場合、「残菜がトラップにたまっている場合」「長期不在などで排水トラップの水がなくなっている場合」「洗剤やスポンジを収納するポケットから臭いがする場合」下記の原因が考えられます。
Panasonic(パナソニック)キッチンの場合
パナソニックのからは、排水トラップの 排水口周りの汚れについて解説されています。
>>パナソニック:シンク排水口から臭気がするのはなぜですか>>
1.排水トラップの「防臭わん」の取り付け忘れ 2.排水口周りに汚れが溜っている
TOTOキッチンの場合
TOTOからは、以下のページでキッチンの様々なトラブル関係について説明されています。
キッチンで起こりがちな「困った」問題と解決策を考えてみましょう。コンロの油汚れが落ちない!レンジフードの汚れがとれない!排水管からイヤなにおいが!水が止まらなくなってしまったら!キッチンのにおい対策
タカラスタンダード キッチンの場合
タカラスタンダードからは、排水管が詰まっている場合の対処法やトラップ内が詰まっている場合の対処法が解説されています。
パーツ別のお手入れ方法。日常のお手入れ(毎日) 食品のクズやカスは毎日捨ててください。排水管のつまりには、粉末の弱アルカリ性洗剤が有効です。ラップ下部の栓を外し、つまったゴミを取り除いてください。
クリナップ キッチンの場合
クリナップでは、排水溝の汚れに関することから、対処法やグッズに関することまで以下の点で解説されています。
>>クリナップ:キッチンの排水口掃除をとにかく楽に。方法と手順を押さえてつまりを解消>>
1.キッチンの排水口の汚れの種類を知ろう! 2.キッチンの排水口が汚れる原因とは? 3.キッチンの排水口掃除に必要なグッズとは? 4.日頃のキッチンの排水口掃除の手順 5.キッチンの排水口を綺麗に保つ方法 6.方法と手順を押さえて、キッチンの排水口をキレイにしよう!
【トイレ】下水臭い時のチェックポイントと改善法
トイレから下水臭い匂いがする場合、主に排水設備や周辺の環境に問題があることが多いです。
最初に確認すべきなのは、排水トラップ内の水の有無です。排水管からの臭いが逆流するのを防ぐ役割を果たしています。長期間使用していないトイレや、気温の高い季節に起こりやすい問題です。この場合、水を流してトラップを満たすことで臭いが解消されることがあります。
次に、便器と床の接続部分をチェックしてください。この部分のシーリングが劣化していると、排水管からの臭いが漏れ出す原因となります。新築であれば、建築した工務店・ハウスメーカーに修理を依頼しましょう。
排水管の詰まりも臭いの原因となることがあります。トイレットペーパーの使いすぎや異物の流入が詰まりを引き起こします。ラバーカップや排水管専用の薬剤を使用して詰まりを解消しましょう。
日々の掃除が効果的です。特に便器の縁や排水口周辺は汚れが溜まりやすいため、定期的に洗浄することを心がけましょう。
【トイレ】各メーカーごとに公開されている改善策
各トイレメーカーの臭い対する改善策について記載された物を紹介します。
Panasonic(パナソニック)トイレの場合
Panasonicからは、床フランジや封臭栓を確認する解説がされています。
TOTOトイレの場合
TOTOでからは、機種ごとの異臭対策法などが以下のページで解説されています。
脱臭フィルターにほこりが詰まっていませんか?脱臭フィルターの掃除方法 トイレの芳香剤や消臭剤などを使っていませんか?ウォシュレットの脱臭効果が低下したり、異臭がすることがあります。
LIXIL(リクシル)トイレの場合
リクシルからは、便器内の水位が原因で悪臭がする旨の解説があります。
便器内のトラップ部分に詰まったトイレットペーパーが徐々に水を吸うことで、水が少なくなることがあります。 長期間使用しないときは、、便器内の水が蒸発し、異臭が上がってくる恐れがあります。
タカラスタンダード トイレの場合
タカラスタンダードからはトイレ廻りの清掃法などが詳しく解説されています。
トイレはお手入れ次第でいつまでも美しさを保ち、長持ちさせることができます。日頃からこまめにお手入れしましょう。また、お手入れの際には十分に換気してください。
工務店・ハウスメーカーに相談すべきタイミング
根本的な部分が原因で下水臭い場合は、素人ではどうすることもできません。新築でこのようなトラブルが発生している場合は、多くの工務店・ハウスメーカーで対応が可能です。
問題に気が付いているのに相談せず長期期間経過してしまうと、家の劣化が進み補償の対象外となる場合もありますし、取返しのつかない状態になる可能性もあるので、早急に相談をしましょう。以下は相談するべきタイミングを解説します。
タイミング1: 自分で対応しても改善しない場合
自身でできる下水の臭い対策を行っても状況が改善しない場合は、工務店・ハウスメーカーに相談しましょう。
排水トラップに水を補充したり、配管の清掃をしたりしても匂いが残る場合、問題が配管内部や構造的な部分に起因している可能性があります。
タイミング2: 配管の劣化や破損が見られるとき
配管の目視点検をした際に、ひび割れや腐食、接続部のゆるみが確認された場合は、自分で修理を試みるのは危険です。
劣化や施工ミスを見つけた場合は、早急に工務店・ハウスメーカーに連絡しましょう。
タイミング3: 悪臭が急に強くなった場合
通常の下水臭とは異なり、突然悪臭が強くなる場合は、詰まりや逆流が発生している可能性があります。
このような場合、早急な対応が必要になるため、工務店・ハウスメーカーに連絡しましょう。
タイミング4: 雨の日に繰り返し匂いが発生する場合
雨の日に下水の臭いが強くなる現象が頻繁に起こる場合、排水管や通気管に問題がある可能性があります。
工務店・ハウスメーカーへの依頼に加えて、下水管を管理している自治体などにも相談しましょう。
タイミング5: 家族の健康への影響が懸念される場合
悪臭によるストレスや頭痛、呼吸器の異常などが家族に現れた場合、臭いの原因が健康に悪影響を与える物質である可能性があります。
放置すると深刻な問題になるため、相談して状況を改善する必要があります。
タイミング6: 過去に業者を呼んだ問題が再発したとき
以前に対応を依頼した問題が再発した場合、原因が根本的に解決されていなかった可能性があります。同じ業者、または新たな専門業者に詳しく再調査を依頼するべきタイミングです。
新築の場合は、施工ミスの可能性も高いので、早急に工務店やハウスメーカーへ相談することをオススメします。
一戸建てが下水臭い時の対策グッズ
下水臭を防ぐために自分でできる対策グッズを紹介します。
グッズ1: 排水口専用の脱臭剤
排水口専用の脱臭剤は、悪臭の原因となる細菌や汚れを除去し、下水臭を和らげます。液体タイプやジェルタイプがあり、排水口に注ぐだけで効果を発揮します。即効性があるため、特に急な臭いの発生時に便利です。
グッズ2: シリコン製の排水口カバー
キッチンは、とにかく生ごみなどを排水口に流さないようにすることが重要です。排水口にフィルターやネットを設置して、ごみを流さないように対策をしましょう。
排水口カバーは、下水臭が逆流するのを防ぐ役割を果たします。シリコン製のカバーは密閉性が高く、簡単に取り外して洗浄できるため、清潔に保ちやすいのが特徴です。キッチンや浴室の排水口に設置するだけで効果があります。
グッズ3: 配管用クリーナー
配管内部の詰まりや汚れが臭いの原因となることが多いため、定期的な掃除には配管用クリーナーが有効です。液体や粉末タイプがあり、強力な洗浄成分が配管内の汚れを分解します。環境に配慮した製品も選べます。
グッズ4: 活性炭入りの消臭剤
活性炭入りの消臭剤は、空気中に広がる下水臭を吸収する効果があります。部屋に置くだけで使え、トイレや浴室などの密閉空間で効果を発揮します。設置場所を調整するだけで、臭いが軽減されるため手軽です。
グッズ5:メラミンスポンジと洗剤
ブラシで磨くだけでは取れないような、汚れには「メラミンスポンジ」での掃除が効果的です。
グッズ6: 重曹と酢
家庭にある重曹と酢を使った自然派の方法もおすすめです。重曹を排水口に入れ、その上から酢を注ぐことで発泡作用が生じ、汚れや臭いを除去します。コストパフォーマンスが良いので、日常的に使用できます。
グッズ7: 防臭テープ
配管の接続部から臭いが漏れる場合には、防臭テープを使って隙間を密閉する方法があります。特に目視で接続部のゆるみが確認できる場合に効果的です。貼るだけで手軽に対処できます。
下水臭い時にはこれらのグッズを活用することで、臭いを抑えるだけでなく、快適な住環境を保つことが可能です。定期的なチェックと併用すれば、さらに効果が期待できます。
【まとめ】どうしようもない時は工務店・ハウスメーカーに改善依頼を
一戸建てで下水臭い問題が発生する原因は、排水トラップの水切れのような簡単に改善できる場合から、排水管が正しい勾配で設置されていないような施工ミスの場合など、様々な原因が考えられます。
自分で治せるような簡単な原因であれば問題ありませんが、素人では治せない根本的なところが原因の場合は、新築であれば施工不良となるので、工務店・ハウスメーカー調査を依頼して改善してもらうのが一番の安全策です。
問題に気が付いているのに相談せず長期期間経過してしまうと、家の劣化が進み補償の対象外となる場合もあります。
取返しのつかない状態になる可能性もあるので、早急に相談するようにしましょう。
- 排水トラップの水切れが匂いの主な原因
- 配管の通気不足で下水臭が逆流する
- 排水管の勾配不良や施工ミスが問題を引き起こす
- 換気システムの不具合で匂いがこもりやすい
- 雨の日は下水管内の水位上昇が匂いを押し上げる
- 配管接続部分の劣化や隙間から匂いが漏れる
- 排水管の詰まりが匂いの原因となることがある
- 新築地の地盤や周辺下水設備が影響する場合がある
- 高気密住宅では空気の流れが悪く匂いが溜まる
- 節水型トイレの不具合が臭いの原因になることがある
- 長期間未使用の排水口で匂いが発生しやすい
- 防臭キャップや脱臭剤の使用が効果を発揮する
- 排水口の清掃や重曹・酢を使った自然洗浄が有効
- 新築の場合は施工業者への相談が最善策となる