亀岡市で不動産を売却を考えている人
「住み替えを検討中、今住んでいる家を売るにはどうしたらいいんだろうか」
「親から土地やら建物を相続した、使うこともないし、もったいないから売ってしまおう」
亀岡市の不動産会社で働くMAXXです!
不動産(土地・戸建・マンション)の売却をお考えの方、まず何から始めてどうやって進めればいいのか分からない方が多いと思います。
不動産の売却は、やり方を間違えると、いつまでも売却できなかったり、低い金額でしか売れなかったり、後悔することもあるので失敗しないように進めることが大事です。
この記事では、亀岡市の不動産屋で現役宅建士をしている私が、不動産の査定から売却完了までの流れをすべて順番に徹底解説しています。不動産を高く売るコツや、オススメの売却方法など網羅的に解説しています。
このページを全部読めれば、不動産売却のことはすべて分かります。不動産売却が成功できるように役立ててください。
手っ取り早く不動産売却のオススメの方法を知りたい方はこちらを読んでください。
>>【失敗しない】亀岡市で不動産売却する時のオススメの方法を亀岡の宅建士が解説!>>
亀岡市で働く宅建士が、亀岡市の状況を含めて不動産売却について細かくまとめました。
この記事を読んで不動産売却を成功させてください。
この記事を書いている私は
亀岡市で生まれ育って35年以上
「宅地建物取引士」の国家資格を所有して、亀岡市の不動産屋にて現役宅建士として勤務中
これまでに何人もの不動産売却の相談を受け売却のお手伝いをさせて頂いています。
インスタでは土地探しや注文住宅のこと
Xでは日ごろの不動産屋のこと、不動産投資のこと
このサイトでは亀岡市の不動産売却に役立つ情報を発信しています。
\亀岡市の不動産の査定・売却依頼承ります/
\目次をタップでその項目に飛べます/
亀岡市の不動産売却の全体の流れ
不動産売却の大まかな流れは以下のように進みます。
「不動産会社への相談」、「査定」、「媒介契約」、「販売活動」、「売買契約の締結」、「決済・引き渡し」
多くの不動産が3ヶ月~1年の間で売却されることが多くなっています。
目安期間 | |
相談・査定依頼~媒介契約 | 約1~2ヶ月 |
販売活動 | 約1~6ヶ月 |
売買契約から決済・引き渡し | 約1~3カ月 |
亀岡市の不動産を売却をする前に確認しておくこと
不動産売却を進めていく前に確認しておくことは以下です。
最初に確認しておきたいこと
- ローンがある場合は残債金額を把握しておく
- 他の所有者、相続人、家族などの意向を確認してくおく
- なんとなくの相場感を調べておく
- 売却するためのリフォームは必須ではない
各項目を解説します。
ローンがある場合は残債金額を把握しておく
売却を考えている不動産にローンが残っている場合は、どれぐらいローンが残っているのか確認しましょう。
ローンが残っている場合、自己資金が用意できない限りは、そのローンが返せる金額で売却することになります。
「1000万円」のローンが残っている場合「1000万円」で売却しても、他に諸経費が必要なので手元に1000万円残りません。仲介手数料やローンの繰り上げ返済の手数料などの諸経費で「約50万円」は必要になります。
つまり「1000万円」のローンが残っている場合は、「1050万円」で売らなければ、ローンの完済はできないということになります。
ローンの完済ができない額でしか売却できない場合は、別途自己資金を用意するか、新たにローンを組む必要があります。
不動産会社に相談する前に、ローンの残債の金額が分かっていれば、売却しなければならない金額が分かるのでスムーズに進められます。
他の所有者、相続人、家族などに意向を確認しておく
不動産の所有権が、自身以外にもある場合は、不動産を売却する方向性でいいのか確認しておきましょう。
複数の所有者がいる場合は、全員の同意がなければ売却できません。
よくあるケースで、2人で相続した不動産を一方は売る気だが、一方は思い入れがあり売却したくない。と言うパターン。
他にも、一方と連絡が取れないまま売却手続きを進めてしまい、いざ買主が見つかった時に一方と連絡がとれないままだったり、連絡が取れても売却の同意が得られないと取引できず、最悪の場合は違約金を支払わなければならないこともあるので注意しましょう。
事前に他の所有者や、それに係わる家族などに売却する方向性でいいのか確認しておきましょう。
相続手続きがまだの状態でも、権利者全員の売却の同意があれば、売却活動を進めながら、相続手続きをすることも可能です。
なんとなくの相場観は把握しておく
売却を考えている不動産の相場観を把握しておくことで、期待とのギャップを埋めることができます。物件に高い値段を付けて売れなかったり、安い値段をつけて損をすることもなくなります。
亀岡市の不動産であれば、「アットホーム」を見るだけでも今出ている物件を確認することができます。
売却を考えている不動産の住所検索で近くに出ている物件をなんとなくでも見ておきましょう。
これから売却するにあたりライバルとなる物件の情報を得ることにもなります。
お家が傷んでいたり、設備が故障していてもリフォームは必須ではない
売却する家の壁に穴が開いていたり、放置していて給湯器が使えなかったり、お家に不具合がある場合でも、売却のために直す必要はありません。
もちろんお家がキレイになっている方が売れる確率も上がりますが、リフォームするのにもお金がかかりますので、無理して修繕しなくても大丈夫です。
長期間売れない場合に、リフォームしてキレイにするか、解体をして更地にしてしまうか、担当者と相談して戦略を決めていきましょう。
中途半端にリフォームしてしまうと、買主の方で好きにリフォームするのが難しくなってしまいます。
亀岡市の不動産を売却する全体の流れを解説
不動産売却はおおよそ以下のような流れで進んで行きます。
- 不動産会社へ査定依頼をする
- 亀岡市の不動産の売却方法は「買取」と「仲介」の2パターン
- 依頼する不動産会社の決定・販売価格の決定
- 媒介契約を結ぶ
- 販売開始・公告・内見
- 購入申込み対応(値段・条件交渉・相談など)
- 売買契約締結 手付金の受領
- 引越し・動産類の撤去・建物解体
- 決済引渡 残代金の受け取り・所有権移転
- 売却に利益があれば確定申告する
各項目の解説をします。
①不動産会社へ査定依頼をする
売却したい不動産の金額がいくらで売却できそうなのか、不動産会社へ査定の依頼をしましょう。
不動産会社に出向く場合、不動産に関する書類が無かったり、家の中に家具や荷物などが残っていても、不動産の場所や住所が分かれば査定してもらうことは可能です。
戸建であれば、家の中の状況も必要になるので、一度家の中を確認してもらうようにしましょう。
不動産会社に宛てが無い場合は
不動産会社に宛てが無い方も多いと思います。その場合は「不動産の査定サイト」を利用するのがオススメです。
亀岡市を取り扱っている、優良な不動産会社が登録されており、不動産会社に宛てがない方でも安心して申込することが可能です。最近は利用者が増えており、私が勤務している不動産会社でも、査定サイト経由で売却査定の依頼が届いています。
日々忙しくて時間のない方でも、すきま時間で申込依頼が可能でなので、お手軽に不動産の金額を調べることができます。いちいち複数の不動産会社を回る必要もありません。
亀岡市にも対応している不動産売却査定サイトは「LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)」がオススメです。
・LIFULL HOME'S(ライフルホームズ) 不動産売却査定不動産売却で失敗しないためにも、複数の不動産会社に査定を依頼して価格を比較検討しましょう。
LIFULL HOME'S (ライフルホームズ)の査定については、こちらで詳しく解説しています。
>亀岡市の不動産売却一括査定でLIFULL HOME'S (ライフルホームズ)は使える?【宅建士が解説】>
査定は相場感を確認するためのもの
仲介での査定は、売れる金額を知るというより、その物件の相場観を掴むためのものだと思ってください。
査定書に「2000万円」とあっても、売れる金額ではなく「2000万円前後が相場である」と考えた方がいいです。
不動産は、同じ物が2つとない物で、それぞれに事情が異なります。最終的に売れる金額は、買主が買ってくれる金額です「2000万円」の査定額の物件でも、最終的に「1900万円」で売れる場合もあれば「2100万円」で売れる可能性もあります。
仲介の査定金額はあくまで相場の目安として活用しよう!
複数の不動産会社で迷ったら、亀岡市内の不動産会社がおすすめ
不動産会社は、調べるとたくさん出てきますが、亀岡市内の不動産を売却するなら亀岡市内の業者に任せることをオススメします。
不動産売却の仕組みは、売却を依頼した不動産会社以外の不動産会社でも、買主に物件を紹介して売却ができるようになっています。
不動産は世界に2つとない物なので、どの不動産会社でも物件を紹介することが可能です。
大手の業者は京都市内に事務所がある所が多いですが、わざわざ京都市内の業者に依頼しなくても、亀岡市内の業者に依頼すれば、京都市内の業者にも情報が伝わり売却してもらうことも可能です。
地元の業者の方が地場のことに詳しい傾向にあります。
【京都市内の不動産会社に売却の依頼をすると、売れるチャンスを逃してしまうこともある】 例えば、京都市内の不動産会社に売却を依頼た場合、お家のカギを京都市内の不動産会社に預けることになります。 そのお家を亀岡市内の不動産会社がお客様に紹介する場合、わざわざ亀岡から京都市内の不動産会社の事務所までカギを取りに行く手間が発生します。早くても往復40分ぐらいの時間は必要です。もしお客様が時間が無くて今すぐお家の中を見たい。と言う場合に対応できません。 つまり物件に興味をもってくれているお客様がいるのに、すぐに物件を見せることができず売るチャンスを逃すことになります。
亀岡市内の不動産は、亀岡市内の不動産会社に任せた方がいいと考えます。
亀岡市内の不動産会社は、まじめなところが多いので、売却に後悔することは少ないと思います。
このブログを運営中の私にも査定・売却が依頼できますので、ぜひお申し付けください。
>亀岡市の不動産査定・売却がどこがいいのかお困りなら現役宅建士の私にお任せ下さい!>
②不動産の売却方法は「買取」と「仲介」の2パターンある
不動産の売却方法は主に2パターンあります。
買取 | 不動産会社に、直接不動産を買い取ってもらう方法 |
仲介 | 不動産会社に、不動産を買ってくれる人を探してもらう方法 |
買取はできるだけ早く不動産を売却したい人におすすめ!
仲介はできるだけ高く不動産を売却したい人におすすめ!
買取 | 仲介 | |
---|---|---|
売却価格 | 相場より低くなる | 相場価格での売却 |
期間 | 早ければ1ヶ月以内 | 3ヶ月~1年が目安 |
経費 | 仲介手数料無し | 仲介手数料が必要 |
以下で解説します。
「買取」は不動産会社に直接不動産を買い取ってもらう方法
買取は、不動産会社に直接不動産を買い取ってもらうので、素早く売却をすることが可能です。
買取のメリット
- 素早く、確実に売却することができる
- 契約不適合責任を免責できる
- 近隣住民に秘密で売却を進められる
- 仲介手数料は必要ない
買取の一番のメリットは、不動産会社に直接買い取ってもらうので、売却までの時間がかからないことです。早く手元にお金が必要な方にオススメの方法です。早ければ1ヶ月もしないうちに売却できます。
また直接不動産会社に売却するので、仲介手数料は必要なくなり売却の経費が安く済みます。
買取の場合は業者によって金額が変わるので、少しでも高く売却したいのであれば、必ず複数の不動産会社に相見積もりしましょう!
複数の不動産会社を回っている時間がない、宛てがない。という方にオススメなのが、「LIFULL HOME'S(ライフルホームズ) 不動産査定」です。亀岡市でもバッチリ対応しており、申し込みも簡単なので、とても便利です。
・LIFULL HOME'S(ライフルホームズ) 不動産売却査定買取のデメリット
- 売却金額が仲介より低くなる
- 地域や状態によっては買取してもらえない
買取の場合は、仲介で売却する場合より金額が低くなります。
不動産会社は買い取った不動産を、再販するためにキレイに改装したり、建物が使えない場合は解体してから売りに出します。再販する金額も相場の範囲にしなければならないので、買取の金額を抑えなければならないのです。
このような理由で買取の場合は仲介に比べると金額が低くなってしまいます。
不動産会社は、どんな物件でも買取してくれる訳ではありません。再販をしても売れにくいと予想される地域の場合や、修繕に費用が掛かりすぎるお家は、買取を断られる場合もあります。
売り急ぎでない場合は「仲介」、どうしても早く売らなければならない場合は「買取」
「買取」についてはこちらで詳しく解説しています。
>>【宅建士が解説】亀岡市の戸建・土地の買取で損しないための不動産買取解説!>>
「仲介」は不動産会社に物件を買ってくれる人を探してもらう方法
仲介は不動産会社に物件を買ってくれる人を探してもらう方法です。
ポータルサイトなどで掲載されている中古物件の多くはこの方法です。
仲介のメリット
- 買取より高い金額で売却できる
- 色んなところに情報が行き渡る
仲介の一番のメリットは、相場価格で売却が可能なので、買取より高い金額で売却が可能です。ローンの残債などが残っている場合はこの方法が無難です。
仲介の場合は、基本的に売りに出す金額は売主の言い値で売りに出すことができます。
極端な例ですと、査定額「2000万円」だったとしても「3000万円」「1億円」など売値を自由に決めることができます。しかし、あまり高い金額をつけても買ってくれる人がいなければ意味がないので、相場の範囲内で上手に金額を決める必要があります。
買取の場合は業者と1対1のやりとりですが、仲介の場合は多くの方に物件の情報を流すことができるので、たくさんの方に物件の情報を見てもらう事ができ、買い手が探しやすくなります。
売却の戦略に関しても不動産会社がサポートしてくれるので安心です。
仲介のデメリット
- いつ売れるか分からない
- 仲介手数料が必要
仲介は、不動産を買ってくれる人が現れない限りいつまでも売れません。需要の低い場所だったり、明らかに相場より高い金額で売りに出していると、いつまで経っても売れない場合もあります。
仲介の場合は、売却が完了する時に報酬として不動産会社に仲介手数料を支払う必要があります。どうしても必要な経費なので売却金額を決める時に、仲介手数料がいくら必要になるのか確認して売却金額を決めるようにしましょう。
いつまでも売れない場合は金額が適正かどうか不動産会社の担当者との連携は必須です。
>>亀岡市のあなたの不動産が売れない理由!改善して売却を成功させよう!【宅建士が解説】>>
③売却を依頼する不動産会社を決定・販売価格決定
査定書の内容などを確認して、売却を依頼する不動産会社を決めましょう。
不動産会社を決める時のポイントは以下です。
- 査定価格が適切か
- 査定価格の根拠を示したデータを元に算出しているか
- 担当者は信頼できそうか
査定金額が適切か
仲介の場合、売出し金額は売主の言い値で決定できますが、単に査定金額が高い不動産会社に任せればいい訳ではありません。
仲介の査定の金額は、あくまで相場観を把握するためのものなので売れる金額ではありません。
業者によっては、わざと査定金額を高くして契約を結ぼうとする不動産会社もいます。
詳しくはこちらの記事で解説しています。
>>査定金額だけで判断してはダメ!査定金額が高いだけの不動産会社に売却を任せると失敗する!>>
査定価格の根拠を示したデータを元に算出しているか
不動産会社が査定額を伝える時は「根拠を明らかにして伝える」という決まりがあります。感覚的に「だいたい〇〇円です」という伝え方はダメな方法なので、そんな査定方法をしている業者は要注意です。
路線価や地価公示価格など、国の発表している数字も絡めて、査定している業者は良心的です。
最近は、AI査定を導入している不動産会社もありますが、成約価格ではなく販売価格を参考にしていることが多く、売り切りの金額まで予測できない場合があるので注意が必要です。
担当者は信頼できそうか
売却を進めて行く中で、担当者とのやりとりは必須です。担当者とは合いそうか、売却を任せて安心か、よく話をして信頼できる担当者に任せるようにしましょう。
不動産会社の選び方のポイントはこちらでも解説しています。
>>【亀岡市の不動産売却はどこがいいの?】おすすめの不動産会社選びの方法を現役宅建士が解説!>>
④媒介契約を結ぶ(契約の種類は3種類)
媒介契約とは、簡単に言うと「不動産会社に不動産の売却を任せる」という契約です
媒介契約の種類には大きく分けて3種類あります。
専属専任媒介 | 契約できる不動産会社は1社のみ、その業者を通してしか売却できない |
専任媒介 | 契約できる不動産会社は1社のみ、その業者を通すか、自身で見つけてきた人に売却できる |
一般媒介 | 複数の不動産会社と契約して売却を任せることができる |
専属専任媒介と、専任媒介は契約する業者は1社のみで、積極的に売却するための決まりが契約内容に用意されています。
一般媒介契約は、複数の不動産会社に売却を任せることができますが、積極的に売却するための条項がほぼ無いのと、何社も回らなけらばならないので時間と手間が掛かります。
専属専任媒介と専任媒介は売却に力を入れて欲しいという方におすすめ
専属専任媒介と専任媒介は、契約できる不動産会社は1社のみなので、感覚的にはほぼ同じと考えてもいいです。
契約内容に積極的に売却活動を行うための決まりがあるので、売却に力を入れて欲しいという方におすすめです。
専属専任・専任媒介契約では、不動産会社的には、他の業者に物件を売却されてしまう心配がなくなるので、売却活動に注力してもらえる可能性が高くなります。
販売活動の報告の義務があります(専属専任媒介は1週間に1回、専任媒介は2週間に1回)物件の販売状況の確認をすることもできるし、任せている業者と連絡を取りやすくなるので便利です。
上図のように1社に依頼したとしても、他の不動産会社でも物件を紹介できるシステムになっているので安心です。
囲い込みを行う業者には注意
専属専任・専任媒介は、契約できる業者が1社のみということを利用して、他の不動産会社に情報を与えず、自社だけで売却しようとする業者もいます。これはルール違反で、囲い込みと言われます。 他社にお客様がいても、他社からの問い合わせを断るので、せっかく売却できるチャンスなのに逃してしまうので、媒介契約時に囲い込みをしないように話をするべきです。
一般媒介契約は複数の不動産会社に売却の依頼ができる
一般媒介契約は、複数の不動産会社に売却依頼ができるので、業者同士を競わせることができます。いろんな不動産会社の意見を聞くことができるので情報も集まりやすい。
一般媒介のデメリット
- 複数の不動産会社を回って依頼する手間と時間が必要
- 一般媒介契約に積極的に売却活動するための制限がない
- 販売状況の報告義務はない
- 物件の状況と変化があると、依頼している業者全員に報告しなければならない
- 売れた場合に依頼している不動産会社全社に断りの連絡をしなければならない
売主としては、色んな不動産会社に依頼した方が売れる確率が上がると考えがちですが、そうでもなかったりします。
不動産会社としては、複数の会社に依頼されると積極的に売却に向けて動きにくい。積極的に販売活動に尽力したのに、他社が売ってしまうと尽力がムダになってしまう。しかし尽力しなけえれば売却もできない・・・。と言う悩ましい感じになってしまい、それなら一般媒介の物件はそこそこで、専任で依頼を受けた物件を売却して確実に報酬をもらおう。と言う考えになりやすい。
一般媒介も専任媒介もどっちがいいということはない。
各媒介契約を選ぶポイントはこちらでも解説しています
>>専属専任・専任・一般 3つの媒介契約はどれを選べばいいの?>>
⑤販売開始・広告・内見
媒介契約を締結したら、不動産会社が売却に向けて動き出します。
物件チラシを作ったり、インターネットで広告をしたり、業者によってさまざまな動き方をされるでしょう。
住んでいる家に内見がある場合の行動
家に内見がある時の方法は主に以下の4つです。
- 自分が主になって家の説明を行う
- 一緒に周りながら質問に答える
- 案内は不動産屋さんに任せて自分は物件内で待機
- あえて留守にして自由に見てもらう
オススメは1と2です。
お客さんにとっては、現在住んでいる方からの意見は物件を検討するのに非常に役立つ情報となります。
お家の良いところを直接アピールしちゃいましょう!
内見客に深入りは禁物
内見に来てくれたお客様に対してお土産を渡したりお菓子を振舞ったり、あまり深入りする必要はありません。
お客様はあくまで物件を見に来ているので、お土産をもらえれば嬉しいかもしれませんが、物件の評価とは別です。どんなに高級なお菓子を振舞ったとしても普通に断られることもあります。
お土産を渡すくらいなら、物件の良いところや、生活環境をアピールした方がお客様にとっては有益なので対応には気を付けましょう。
売却成功のために内見時にやった方が良いこと
不動産の売却を成功させるために、内見時にやった方がいいことがあります。
- 家の中をきれいに掃除しておく
- 全部屋の照明をつけて、シャッターやカーテンを開けて明るくする
- アピールポイントが分かる書類を準備しておく
- よくある質問に答えられるようにしておく
- 観葉植物や花を飾って雰囲気をよくしておく
ぱっと見で汚くない程度に掃除をして、内見時は部屋を明るくするのがオススメです。
内見時の対応に関してはこちらで解説しています。
>>【不動産売却】住んでいる家に内見者が来る時の準備とオススメ行動・注意点>>
長期間売れない場合は何か原因がある
大体の不動産が、半年から1年ぐらいで売却ができます。それ以上の期間売れない場合は必ず何か原因があります。
- 販売金額が高い
- 需要の少なすぎる場所
- 物件の見た目が悪い
- 買主の負担が多い
- 広告が不十分
売れない原因のほとんどは「販売金額が高い」にあります。1年間同じ金額で売りに出して売れないのであれば金額の見直しをするようにしましょう。
物件がなかなか売れない場合の対処法はこちらでも解説しています。
>あなたの不動産が売れない理由!改善して売却を成功させよう!>>
⑥購入申込み対応(値段・条件交渉・相談など)【買付確約書】
自分の不動産を気に入って頂いた方からの買付確約書(購入申し込み)が入ります。
購入の条件や価格交渉が入る場合がほとんどです。申込の入った金額に諸経費を引いて、手元に残る金額を確認して判断しましょう。
【購入申込み(買付確約書)が入った際に確認するポイント】
- 購入希望価格(値段交渉)
- 手付金の額
- 買主の住宅ローン利用の有無
- 契約希望日
- 引渡し希望日
- 引渡し条件の内容
家具や荷物などの処分や、引っ越しをいつまでにしなければならないのかは、このタイミングである程度の目途をつけなければなりません。
値段交渉や条件交渉などは一度承諾の返事をしてしまうと、後から変更することが難しくなります。
申込が入ったらすぐに返事はせずに内容をよく確認して、考えてから返事をするようにしましょう。
ローンの残債が残っている場合は、購入申し込みの金額で完済できるのかどうかはしっかり確認しましょう。
購入申込みが入った時の詳しい注意点などはこちら
>【亀岡市の不動産売却】購入申込み・買付確約書が入ったら確認すること・考えるべきことを解説>
⑦売買契約締結 手付金の受領
契約条件が整ったら買主との売買契約を結びます。
契約時のポイント
契約内容に自分の不利となる条件はないか、知らなかった条件が追加されていないかしっかり確認しましょう。
契約が締結できたら手付金を買主から受領します。手付金の額は売買代金の1~2割が多いですが、買主の事情によっては10万円という場合もあります。
不都合は隠さずに伝える
買主に対して物件の状況告知を行う必要があります。
物件の不具合(雨漏り、シロアリの被害など)売主しか分からないことを買主へ伝えなければなりません。
知っていることは隠さずに正直に伝えましょう。
例えば、雨漏りしていることを知っていて、それを隠して契約をして引き渡した後に、買主が雨漏りを見つけて原因を追及した結果、引き渡す前から雨漏りしていて知っていたことがバレると、契約不適合となり雨漏りを修繕したり、損害を賠償をする必要が出てきます。
しかし、雨漏りしていることを伝えて契約した場合、買主も雨漏りをしていることを了承したうえで契約しているので、修繕や損害賠償をする必要はなくなります。不具合は正直に伝えるようにしましょう。
⑧契約条件達成に向けて動く 引っ越し・動産類撤去・建物解体など
契約が無事に済んだら、契約条件達成に向けて動きます。買主側もローンの本審査をするなど購入するための段取を進めます。
売主側でやることは、売却する家の中の物を空っぽにしたり、建物を解体して引渡す場合は、解体工事を進めたりします。相続がまだの時はこのタイミングで完了させましょう。
ローンの残債が残っていたり、返済は完了しているけど完済の登記が済んでいない場合は、金融機関に連絡を行い、抹消の手続きを進めていきましょう。
権利証(登記識別情報)の確認
権利証(登記識別情報)があるか確認しましょう。
最悪無くても取引可能ですが、追加の書類・追加費用が必要なので、この段階で改めて権利証の有無を確認しましょう。
取引までに電気・水道・ガス・火災保険を止めるのも忘れずにしましょう!
⑨売却完了 決済引渡 残代金の受け取り・所有権移転
売主と買主の両方が契約条件を達成したら、司法書士も交えて不動産の所有権移転手続きと、お金の受け取りを同時に行います。状況によって用意する物が違いますが、権利証(登記識別情報)や実印・印鑑証明書などが必要になります。不動産会社から必要な書類の確認をしておきましょう。
不動産決済で売主が行う内容は主に以下です。
- 司法書士への書類提出・本人確認
- 司法書士への所有権移転の委任状への押印
- 売買代金の受け取り
- 固定資産税・都市計画税の日割り清算
- お家のカギの引き渡し
- 司法書士への支払
- 不動産会社への仲介手数料の支払い
決済をする場所は、買主が融資を受ける場合その金融機関の店舗で行うことが多いです。金融機関の手続きが長引く場合、2時間近く待ち時間が発生する場合があります。
不動産会社への仲介手数料の支払いはこのタイミング
買主から受け取った金額の中から、不動産会社への仲介手数料を支払うことになります。
不動産会社への仲介手数料の上限は以下です。
売買代金 | 報酬の額 |
---|---|
400万円以上 | 売買代金3%+6万円(消費税) |
200万円以上 | 売買代金4%+2万円(消費税) |
200万円未満 | 売買代金5%(消費税) |
低廉(ていれん)な空家等の売却の特例 | 上限30万円(消費税) |
無事に売却完了!不動産会社の担当との付き合いもこの工程で最後になります。
⑩売却により利益があれば確定申告をする
不動産を売却した金額が、購入した金額より高く売れて、利益が出た場合は確定申告をしなければなりません。相続した不動産の場合は、その不動産を手に入れた時の金額で計算します。
しかし亀岡市の不動産の値段は年々下がり気味で、利益の発生するパターンは少ないので申告の必要がないことが多いです。
損をしていた場合は、基本的に申告する必要はありませんが、後に取引の詳細を報告するように行政から封書が届く場合があります。
損を証明できない場合は注意
売却により損していたとしても、買った時の契約書や領収証がない場合は損を証明することができません。
この場合税金を支払わなければならない可能性があります。税務署や税理士と相談して対処しましょう。
亀岡市の売却お任せください
亀岡市で生まれ育って35年以上!
亀岡市の不動産屋で現役宅建士として勤務中です。
これまでに亀岡市の不動産売却をたくさんお任せ頂いております!
お気軽に査定や売却依頼はお気軽にお申し付けください!
亀岡市の不動産売却にかかる期間の平均は3ヶ月~1年
仲介の場合いつ売れるかは物件と価格次第ですが、平均的に3ヶ月~1年かかると想定しておきましょう。
人気のある場所だったり、相場より安い金額だったりすると広告活動をする前の水面下で売れる場合もあります。
なかなか売れないパターン
- 相場より明らかに高い金額を設定している
- 不人気な場所
- 購入後の買主に負担が多い
売れないパターンで一番多い理由は相場よりも金額が高いことです。
売主としては、できるだけ高い金額で売りたいのは分かりますが、相場に見合った価格でないと売れませんし、問い合わせも少なくなります。
自分では思い入れもあり価値があると思って、相場より高値の金額をつける方が多いのですが、買い手側からするとその価値は伝わりにくく、興味をなくす原因になります。不動産会社はプロで毎日不動産のことを見ているので的確な価格の提案をしてくれます。なかなか売れない場合は一度冷静になって不動産会社の担当者の意見を聞いて、価格の見直しを行いましょう。
需要の低い場所だと、価格が低くても売れない場合もあります。畑野町や東別院町や西別院町などは、街中のエリアに比べると人気が落ちてしまいます。タイミングよくそのエリアで探している買主が現れないと売却が苦戦することが予想されます。
購入した後に買主の負担の多い物件もなかなか売れません。
物件価格は相場の範囲内で売りに出したとしても、購入後に買主の費用負担が多く発生して、トータル金額が相場より高い金額になってしまう場合なかなか売れません。
- 大規模リフォーム
- 建物解体
- 水道引き込み
- 都市計画法の許可
- 土地の加工
表面上の価格だけ相場の範囲であっても、売った後に買主に掛かる費用もある程度把握して金額を決める事も重要です。
長期間売れない場合は不動産会社の担当者にぶっちゃけの意見を聞ききながら相談して進めましょう
物件がなかなか売れない場合の対処法はこちらでも解説しています。
>あなたの不動産が売れない理由!改善して売却を成功させよう!>>
土地が一年売れない場合の対策方法はこちら
>>一年以上売れない土地の売り方!原因と対策法を宅建士が解説>>
亀岡市の不動産(土地・家・マンション)を高く売却するコツ
亀岡市の不動産(土地・家・マンション)を少しでも高く売却するために以下を実践しましょう。
- 不動産を売却するかどうかを迷わずに早めに動く
- 物件の見栄えよくする
- 買取希望の場合は複数社で査定(相見積)
- 価格交渉にすぐに応じない
不動産を売却するかどうかを迷わずに早めに動く
不動産が放置状態で、売却しようかどうかを迷っている方もいると思います。不動産は放置しているとリスクがたくさんあり、早めに売却した方が結果的に高く売ることができます。
放置していると以下のようなリスクを背負うことになります。
- 空き家は使っていないと劣化が早い
- 草木が伸びて処理が大変になる
- 害獣の住みかになりやすい
- 放置不動産というだけで近隣の迷惑になっている可能性がある
上記のリスクは不動産を放置していると該当する可能性が高く、不動産の価値を下げてしまいます。
リスクを負う前に早く売却した方が結果的に良かったとなることが多いです。
- 放置するリスクを回避して、不動産を高く売ることができる
- 亀岡市の不動産の価格はどちらかというと下がっているので早く売却した方が得
- 毎年の固定資産税などの負担から解放されて経費が浮く
- 相続して3年以内の譲渡所得税の控除を受けられれば、売却益があっても手元に残る金額が多くなる
不動産を早く売却することはメリットが多くて、放置はデメリットが多い。
早く動くことで価値を下げる前に売ることができるので、結果的に高く売ることができる!
不動産を放置するリスクと早く売った方がいい理由の解説についてはこちら
>亀岡市の不動産を放置しては危険?!空き家と空き地は早く売却した方がいい理由を宅建士が解説>>
物件の見栄えをよくする
- 居住中の中古戸建であれば部屋を片付けてキレイにしておく
- 空き家であれば、家具や動産類を撤去しておき、定期的に発生する虫の死骸が掃除しておく
- 上物付き売り土地であれば建物を解体しておく
- 更地であれば草刈りは定期的にしておく
何でもそうですが、見栄えの悪い物と見栄えのいい物であれば、見栄えの良い物の方が良く見えて価値が上がりやすくなります。
見栄えをよくするために費用がいる場合は、リターンの得られることなのか不動産会社と相談して決めるようにしましょう。
手放す物であっても自分の物には違いないので売れるまではキレイにするように心がければ、結果高く売ることに繋がります。
買取希望の場合は複数社で査定(相見積)をとる
買取を希望する場合は、不動産会社の事情によって金額に差が出ます。売却に急いでいることが多いと思いますが、できれば最低3社は買取の査定依頼をして金額を出してもらうようにしましょう。
良い物件であれば相見積もりの事を伝えると、金額を上げてくれる会社もあります。
複数社に査定見積を依頼するなら「LIFULL HOME'S(ライフルホームズ) 不動産売却査定」を利用するのがオススメです。いちいち不動産会社を回らなくても、家にいながらスマホで簡単に不動産会社に査定依頼を出すことができます。
亀岡市でもバッチリ対応しているので、さっそく以下から依頼してみましょう。
・LIFULL HOME'S(ライフルホームズ) 不動産売却査定値引き交渉にすぐに応じない
「2000万円」で売りに出している物件に「1800万円」での値引交渉が入った時に、自分はそれでいいと思っていても、状況をみて一度は「1900万円」まで頑張って欲しいと返事を返すようにしましょう。
本当に物件を欲しいと思っている方なら「1900万円」まで上がってくるか「1850万円」になりませんか、という話になりやすいです。
買主側もできれば安く買いたいと思っています。
値引き交渉の際は自分の予算より余裕の金額で値引き交渉を入れてくることが多くあるので、初回の値引き交渉の金額が妥協できる価格であっても承認せず、買いあがり(値段を上げる)ことはできないのか確認するようにしましょう!
買主の中には本当に予算ギリギリで値引き交渉してくる人もいるので、値上がり確認ができそうな雰囲気なのか担当者と確認して返事するようにしましょう。
亀岡市の不動産が高く売却しやすい人気の地域
人気地域では土地の条件が良ければ多少金額が高くても売却が可能です。
亀岡市の人気地域
- 亀岡市篠町見晴1・5丁目
- 亀岡市北古世町2丁目
- 亀岡市の旧町(山鉾無しエリア)
- 亀岡市古世町2丁目
- 亀岡市大井町土田1~2丁目
- 亀岡市千代川町今津1~2丁目 千原2丁目
- 亀岡市西つつじヶ丘五月台
上記の地域は人気があります。
更に以下の条件を満たしていれば多少高めでも売れる可能性が高くなっています。
- 土地35坪以上
- 建築条件なし
- 地勢が平坦
- 間口が6m以上
- 前道が4m以上
上記条件の物件を探している人は多く、物件が出ても比較的早く売れています。物件を探しているお客様の中には、希望物件が出るのを何年も待っている方もいます。
高く売れている理由は「これを逃すと次いつ物件が出るか分からない」という心情になるので、多少金額が高くても購入に踏み切るからです。
上記の地域で不動産の売却を考えている方は、物件が出るのを首を長くして待っているお客様がいるので、ぜひ私にもお手伝いさせてください!
亀岡市の不動産の売却には一括査定サイトが便利でオススメ
売却を依頼する不動産会社の宛てがなく、どうしたらいいのか分からな場合は、査定サイトを利用するのが便利です。
デメリットなしで、安心して売却を進めることができます。
- 不動産会社はどこがいいのか分からない方
- 忙しくて時間のない方
- 相続して遠方に住んでいる方
亀岡市にばっちり対応しているLIFULL HOME'S(ライフルホームズ) 不動産売却査定がオススメです。以下で解説します。
・LIFULL HOME'S(ライフルホームズ) 不動産売却査定LIFULL HOME'S (ライフルホームズ)一括査定
LIFULL HOME'Sの売却査定は全国で「3600の不動産会社」が登録しており、サービス利用者も「800万人」を超えるほど人気です。
・LIFULL HOME'S(ライフルホームズ) 不動産売却査定ホームズくんのCMはテレビやYouTubeでも放映されています。
亀岡市では最大6社が対応中
LIFULL HOME'S(ライフルホームズ) 不動産売却査定は、最大6社の登録があります。
- 株式会社山信不動産
- 株式会社クラトスホーム
- 稲生不動産有限会社
- ハウスドゥ 亀岡国道 有限会社ケントハウジング
- 株式会社ホームエース
- 株式会社福屋不動産販売 京都桂店
地元企業から大手までバランス良く登録されています。多くの業者に依頼すると、対応が大変になるので丁度いい数と言えます。
\ 失敗しない不動産売却の第一歩 /
LIFULL HOME'S 不動産売却査定サイトへLIFULL HOME'S (ライフルホームズ)一括査定についてはこちらで詳しく解説しています。
>亀岡市の不動産売却一括査定でLIFULL HOME'S (ライフルホームズ)は使える?【宅建士が解説】>
亀岡市の不動産売却は私にもお任せください!
亀岡市の不動産会社で働いており、毎日不動産を見ていますし、売却や購入のお手伝いを何度もしています。
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>亀岡市の不動産査定・売却がどこがいいのかお困りなら現役宅建士の私にお任せ下さい!>
査定・売却お任せください!
亀岡市で生まれ育って35年以上!
「宅地建物取引士」の国家資格を所有して、亀岡市の不動産屋にて現役宅建士として勤務中!
これまでに何人もの不動産売却の相談を受け売却のお手伝いをさせて頂いています。
\査定・売却依頼お気軽にどーぞ/
亀岡市の不動産売却でよくある質問
- 不動産査定はどのように行うのか
- 不動産査定に費用は掛かるのか
- 売出価格はどうやって決めるのか
- 売却にかかる期間はどのくらいか
- 売却時に必要な書類は何か
- 売却時にかかる費用にはどのようなものがあるのか
- 売却後に確定申告は必要か
- 売却か賃貸に出すか迷っている
- 売却を近所の人に知られたくない場合はどうすればいいか
査定はどのように行うのか
不動産の査定に関しては、不動産会社によってさまざまな方法があります。主に、物件の種類、立地、築年数、間取り、周辺の環境、そして市場の動向など、多くの要素を総合的に判断して行われます。
査定の方法には、大きく分けて以下の2つの種類があります。
- 簡易(机上)査定
- 訪問査定
簡易(机上)査定
簡易査定は、インターネットを使って物件の基本情報を入力することで、推定される市場価格を算出する方法です。
この方法は、短時間で結果を得られるため、物件を売却する前の大まかな相場を把握したい場合に便利です。しかし、物件の詳細や立地条件、周辺施設などを反映できないため、あくまで参考程度の査定額となります。
訪問査定
訪問査定は、不動産業者が実際に物件を訪れ、現地の状況を詳しく調べた上で行われます。
物件の内部や外部の状態、周辺地域の発展性、近隣の不動産市場の動向など、さまざまな要素を考慮に入れた上で、より正確な査定額が提示されます。不動産の売却を本格的に考えている場合は、かならず訪問査定を受けて、正確な金額を提示してもらうようにしましょう。
不動産査定に費用は掛かるのか
不動産査定を依頼する際、基本的には費用は掛かりません。ほとんどの不動産業者は無料で査定を行っており、査定結果を受けて物件を売却する場合にのみ、手数料が発生します。
しかし、注意すべき点として、いくつかの例外が存在する場合もあります。例えば、査定後に業者が追加サービスを提供する際には、オプションで費用が発生することもあります。例えば、売却前に物件のリフォームやクリーニングを依頼した場合、それらの費用は査定とは別に必要です。また、特定の地域や特別な物件については、査定の際に出張費用がかかることもありますが、これは非常に稀なケースです。
一方で、査定を依頼する前に、業者に費用がかかるかどうか確認しておくと安心です。通常、訪問査定であっても無料で行われることが多いですが、サービス内容によっては別途料金が発生することがあるため、事前に説明を受けておくことが大切です。
不動産査定に掛かる費用は基本的に無料であることが一般的ですが、場合によってはその他のオプションサービスや手数料が発生する可能性があることを考慮しておくと良いでしょう。
不動産の売出価格はどうやって決めるのか
不動産の売出価格は、査定額と売出価格が必ずしも一致するわけではなく、売主自身の希望や戦略が考慮されます。
売主が急いで売却したい場合、低めの価格に設定することもあります。反対に、価格にこだわりがある場合は、少し高めに設定して、交渉の余地を残すこともあります。売出価格を決定する際には、市場での競争状況をも考慮することが重要です。需要が高い時期やエリアであれば、価格を高めに設定することで、より多くの購入希望者を引き寄せることができます。
一方、売出価格が高すぎると、逆に物件が長期間売れ残ってしまうリスクもあります。そのため、市場動向をしっかり把握し、適正価格を設定することが大切です。価格設定を誤ると、売却が長引いてしまい、その間に他の物件が売れたり、価格が下がったりする可能性もあります。
不動産会社の担当者と相談して、売り出し価格を決めるようにしましょう。
不動産売却にかかる期間はどのくらいか
不動産の売却にかかる期間は、物件の状況や市場の動向、売却活動の進捗具合など、さまざまな要因によって異なります。
一般的には、売却活動を始めてから契約締結までの期間は、3ヵ月から1年が目安となりますが、物件の需要や状況などによりそれより長くなる可能性もあります。
不動産売却時に必要な書類は何か
不動産を売却する際には、いくつかの書類を準備する必要があります。最悪無くても売却手続きを進めることは可能ですが、スムーズに進むためには用意しておいた方がいいです。
- 登記簿謄本(物件の把握のため)
※無くてもOK - 固定資産税納税通知書(税金の把握のため)
※売り出し開始まで無くてもOK - 不動産の権利証・登記識別情報
- 住宅ローン残高証明書(※該当する場合)
- 建物の図面や設備の保証書など
※無くてもOK - 身分証明書(運転免許証・マイナンバーカードなど)
- 印鑑証明書
※決済日までに用意すればOK - 住民票(該当する場合)
これらの書類を整えておくことが、スムーズな売却手続きのカギとなります。事前に不動産業者と相談し、どの書類が必要かを確認しておくことをおすすめします。
売却時にかかる費用にはどのようなものがあるのか
不動産を売却する際には、物件の販売価格以外に、さまざまな費用がかかります。基本的には、売却完了時に買主から受け取った金額から支払います。
主に以下の物があります。
- 仲介数量
- 登記費用
- 税金・諸費用
- 住宅ローンの残債精算費用(該当する場合)
- 立会費用や引越し費用
- 修繕費用
- その他の費用
仲介手数料
仲介手数料は、不動産業者に支払う手数料で、物件の売買が成立した場合に発生します。
通常、売却価格に基づいて計算され、仲介手数料は、売買価格の3%+6万円に消費税が加算されることが一般的です(たとえば、2000万円の売却価格であれば、仲介手数料は約66万円程度)。
売渡し書類作成費
売却時に司法書士に支払う費用です。
不動産売却に際しては、所有権の移転登記を行う必要があります。このためには、法務局に申請する際に「登記費用」がかかります。登記には、登記申請書類を作成したり、登録免許税を支払う必要があります。
登録免許税は買主が増える場合はほとんどで、そのための書類作成費は売主が負担します。
減税・諸費用
物件の売却によって得られる利益には「譲渡所得税」がかかる場合があります。譲渡所得税は、不動産を売却した際に得た利益に課税されるもので、その金額は売却価格から購入価格や諸経費を差し引いた利益に基づいて計算されます。これには、確定申告が必要であり、税額が大きい場合は、専門家に相談することをお勧めします。
住宅ローンの残債精算費用(該当する場合)
物件に住宅ローンが残っている場合、その残債の精算費用も考慮しなければなりません。売却金額でローンを完済できれば問題はありませんが、売却金額がローン残高に満たない場合は、売主が不足分を支払う必要があります。また、ローン返済のための手続きや解約手数料が発生する場合もあります。これらの費用も事前に確認しておくことが重要です。
立会費用や引越し費用
物件の引き渡し時には、売主が立会いをすることがあります。この場合、引越しや物件の片付け、清掃などの費用も考慮しなければなりません。引越し費用は物件の大きさや移動距離によって異なりますが、一般的に数万円から数十万円程度かかることが予想されます。
修繕費用
売却の条件にもよりますが、物件が古くなっていたり、傷んでいたりする場合、売却前に修繕が必要となることがあります。
例えば、壁紙の張り替えや設備の修理が求められることがあります。契約の内容によっては、修繕費用を売主が負担する場合があるため、売却前に物件の状態を確認し、必要な修繕があれば予算に組み込んでおくことが大切です。
その他の費用
その他にも、不動産売却時には以下のような費用が発生することがあります。
- 必要書類の取得費用:登記簿謄本や印鑑証明書など、手続きに必要な書類を役所から取得するための費用。
- 契約書の作成費用:不動産業者が契約書を作成する際にかかる費用(場合によっては別途請求されることがあります)。
- 解約手数料:売却後に不動産業者と契約解除をする場合などにかかる費用。
売却を依頼する不動産会社により、費用がことなりますので、売却前に確認しておくことが大事です。
売却後に確定申告は必要か
不動産を売却した際、確定申告が必要かどうかは、売却による利益(譲渡所得)やその利益にかかる税金の取り扱いによって異なります。
確定申告の有無については、いくつかの条件が影響するため、売却後にどのように申告するべきかは、不動産会社や税理士などに相談しましょう。
譲渡所得が発生した場合(売却益がある場合)
不動産を売却した結果、譲渡所得が発生した場合には、確定申告が必要です。譲渡所得とは、売却金額から取得費や売却にかかった諸経費を差し引いた残りの金額です。この利益には、譲渡所得税が課税されます。
譲渡所得税は、売却価格に対して一定の割合で課税され、税率は長期譲渡所得と短期譲渡所得に分かれます。
長期譲渡所得は所有期間が5年を超える物件、短期譲渡所得はそれ以下の物件が該当します。例えば、長期譲渡所得の場合、税率は15%(所得税)が基本ですが、短期譲渡所得の場合は30%(所得税)が適用されるため、所有期間が長いか短いかが大きなポイントです。
居住用財産の特別控除を受ける場合
居住用不動産を売却した場合、一定の条件を満たせば居住用財産の特別控除が適用され、譲渡所得税が軽減されることがあります。この控除は、3,000万円までの控除を受けることができ、特に自宅を売却した場合に利用できます。
例えば、長年住んでいた家を売却して利益が出た場合、この控除を適用すれば、最大3,000万円までの譲渡所得が非課税となるため、税金の負担を大幅に減らすことが可能です。しかし、控除を受けるためには、いくつかの条件があります。例えば、売却した不動産が自宅であること、売主がその不動産を居住していたことが求められます。また、過去にこの特別控除を使用していないことも必要です。
この控除を受けるには、確定申告を行う必要があります。申告を通じて、税務署に控除を適用してもらうため、正確な申告を行うことが求められます。
申告が不要な場合
すべての不動産売却において確定申告が必須というわけではありません。もし、売却して得た利益が譲渡所得が発生しない場合や、特別控除を受けて課税されない場合、確定申告をする必要はありません。
例えば、物件を売却しても、売却価格が購入価格とほぼ同じであったり、売却にかかった諸費用を差し引いた結果、利益が出なかった場合です。この場合、譲渡所得はゼロとなり、税金も発生しないため、確定申告を行わなくても問題ありません。
また、譲渡所得があっても、課税される金額が少なく、納税義務がない場合も申告は不要とされることがあります。しかし、税務署から確認のために申告を求められる可能性もあるので、自己判断だけではなく、専門家に相談することをおすすめします。
売却か賃貸に出すか迷っている
不動産を売却するか賃貸に出すかは、多くの人が直面する悩ましい選択肢です。
それぞれにメリットとデメリットがあるため、自分の状況や目的に応じてどちらを選ぶべきかを慎重に判断する必要があります。この決断は、将来の資産運用やライフプランに大きな影響を与えるため、じっくり考えましょう。
売却のメリット
不動産を売却する最大のメリットは、一時的な大きな資金を得ることができる点です。生活資金を得たい、他の投資に使いたい、新しい家を購入したいなど、現金が必要な場合には売却が最適な選択肢となります。売却によって得た資金はすぐに使えるため、自由度が高く、将来的に資産運用をリセットすることができます。
さらに、物件の維持費や管理の手間から解放されることも大きな利点です。
不動産を賃貸に出す場合、定期的な修繕や家賃の管理、入居者対応などの負担が発生しますが、売却すればそのすべてから解放されます。特に、不動産の管理が煩わしいと感じている人にとっては、売却がストレスを軽減する方法となるでしょう。
不動産の価値が今後下がる可能性がある場合、早めに売却することでリスクを避けることができます。市場の動向やエリアの発展具合を見ながら、「今が売り時」と感じた場合には、売却を選ぶのも賢明な判断です。
売却のデメリット
売却にはいくつかのデメリットもあります。まず、売却によって将来的な収益を逃す可能性があります。
不動産を賃貸に出すことで、安定した家賃収入を得ることができますが、売却してしまうとその収益を手に入れることができません。また、売却時には譲渡所得税や仲介手数料など、費用がかかることも忘れてはいけません。これらの費用は売却価格に影響を与え、実際に手に入る金額が減少する可能性があります。
さらに、売却後に再び不動産を購入することが難しくなる場合もあります。もし、将来的に不動産を再び所有したいと考えている場合、売却してしまうと再購入時に高額な費用がかかる可能性があります。
賃貸に出すメリット
賃貸に出す場合の最大のメリットは、安定した家賃収入を得られることです。不動産を所有し続けることで、月々の家賃収入を得ることができます。この収入は、住宅ローンの返済に充てることもでき、資産運用として有効に活用することができます。また、物件を賃貸に出すことで、将来的に不動産の価値が上昇した場合にその利益を享受できるという点も大きな魅力です。
さらに、賃貸に出すことで、不動産の売却価格が低い時に売るリスクを回避できる場合もあります。不動産市場は時期によって価格が上下するため、売却を急ぐ必要がない場合は、賃貸に出しておいて市場が回復するのを待つことができます。特に、エリアの発展が期待できる場所では、数年後に売却することで利益を得るチャンスもあります。
賃貸に出すデメリット
賃貸に出すデメリットは、物件の管理やメンテナンスの手間がかかる点です。
賃貸物件には定期的な修繕が必要であり、入居者のトラブルや家賃の滞納などのリスクも伴います。もし管理会社に依頼する場合でも、管理費用がかかりますし、自分で管理する場合は時間や労力が必要です。特に遠方に住んでいる場合や忙しい生活をしている場合は、物件管理が負担になることもあります。
また、賃貸に出すことで、長期間にわたって物件を手放せなくなる可能性もあります。もし、今後転居や売却を考えた場合、賃貸契約が残っていると売却が難しくなることがあります。さらに、入居者がつかない期間が発生した場合、収入が途絶えるリスクも存在します。
結論
不動産を売却するか賃貸に出すかの選択は、個人の状況や目標によって異なります。売却は、現金が必要な場合や物件管理から解放されたい場合に適していますが、将来的な収益を得る機会を逃す可能性もあるため慎重に判断する必要があります。賃貸に出す場合は、安定した収入を得られる一方で、物件管理やリスク管理に手間がかかるため、自分の生活スタイルやライフプランに合った選択をすることが大切です。どちらの方法にもメリット・デメリットがあるため、しっかりと考えたうえで決断することをおすすめします。
不動産売却を近所の人に知られたくない場合はどうすればいいか
近所に知られることを避けたい場合は、必ず不動産会社に依頼する際に「近所には知られたくない」と伝え、外部に広く告知をしないようにお願いする必要があります。最近ではインターネット上の不動産サイトに掲載するだけで、広く知られてしまうことがありますが、特に慎重に扱ってくれる不動産業者も存在します。
戸建の場合は「売物件」の看板を設置しないことや、オープンハウスや現地見学会を開催しないことです。
さらに、契約後も注意が必要です。例えば、物件の引き渡し時に近隣住民に知られたくない場合、引越しのタイミングや方法を工夫することが有効です。引越し作業を極力目立たないように進め、搬出・搬入の時間帯や方法を変更するなど、目立たないよう配慮することができます。
早急に売却を進めたいのであれば、不動産会社に直接物件を「買取」してもらうのもオススメです。ただし、「仲介」に比べ売却価格が下がる事が多いのでよく相談するべきです。
「買取」についてはこちらで詳しく解説しています。
>>【宅建士が解説】亀岡市の戸建・土地の買取で損しないための不動産買取解説!>>
亀岡市の不動産売却を成功させるなら利用するべき
亀岡市の不動産売却で、今利用者が増えており、安心して売却を成功できるオススメの方法は「査定サービスを利用する」ことです。
査定サイトを利用すれば【時短】【手間なし】【楽】【無料】で不動産売却に挑めます。
不動産会社に宛てが無くても、査定から販売活動、契約手続き、引き渡しの手続きまで、すべてサポートしてもらえる不動産会社を簡単に見つけることができます。
亀岡は田舎だから対応してないんじゃない?と思われる方もいると思いますが全然問題ありません。
査定サイトの中でオススメなのは、2年連続No.1の「LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)」の査定サービスです。
審査を受けた優良企業のみが登録されており、亀岡市の地元の不動産会社から、京都市内の大手の不動産会社の登録があり、偏りなくバランスよく依頼ができるので安心です。
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