亀岡市の不動産を放置している人
「亀岡市にずっと使ってない不動産がある。いろいろ手続きがめんどうそうだし放置しているけど、どうにかした方がいいのかしら・・・」
相続や引っ越しなどで放置状態になっている不動産をどうにかしたい。と思いながら何年もそのままになっていませんか?
不動産を放置していると、さまざまなリスクがあり、早く売却した方がお得になることが多くあります。ずっと悩んでいるなら早く売却することをオススメします。
この記事では以下のことについて解説します。
- 不動産を放置することのリスク
- 使っていない不動産は早めに売却した方がいい理由
について亀岡市の不動産屋で働く現役宅建士の私が解説します。
この記事を読んで不動産を放置するリスクを知って売却に向けて動き出して頂けたら幸いです。
この記事を書いている私は
亀岡市で生まれ育って35年以上
「宅地建物取引士」の国家資格を所有して、亀岡市の不動産屋にて現役宅建士として勤務中
これまでに何人もの不動産売却の相談を受け売却のお手伝いをさせて頂いています。
インスタでは土地探しや注文住宅のこと
Xでは日ごろの不動産屋のこと、不動産投資のこと
\亀岡市の不動産売却依頼も承ります/
亀岡市の不動産売却の全体的な流れについてはこちら
>亀岡市で上手に不動産売却する方法と流れを現役宅建士がイラストを交えて徹底解説!>
使っていない不動産を放置するリスク
放置していると以下のようなリスクを背負うことになります。
- 空き家は使っていないと劣化が早い
- 草木が伸びて処理が大変になる
- 害獣の住みかになりやすい
- 放置不動産というだけで近隣の迷惑になっている可能性がある
どれも不動産の価値を下げることになります。いつか処分を考えているのであれば早めに動くべきです。
各項目を解説していきます。
空き家は使っていないと劣化が早い
誰も住まない空き家は、劣化が進み価値を大きく下げてしまいます。
以下の理由があげられます。
空気の入れ替えがないことによる劣化
放置された空き家は閉め切った状態で、換気などの空気の入れ替えがされていません。
空気の循環のない家の中は湿気が建物内全体にこもってしまい、カビやシロアリの発生を促進させてしまいます。
カビは天井裏や床下など見えない部分で繁殖して建物の躯体部分の劣化を一気に加速させます。
シロアリは水分を含んだ木材を食べ、床下から柱まで一度被害にあうと修繕するのが難しい状況を作ってしまいます。
腐食やシロアリ被害は買主に対して告知事項の項目にもなっており、不動産の価格を大きく下げる原因になります。
掃除をしないことによる劣化
誰も住んでいない家でもチリやほこりが発生して、それを餌に虫やカビが発生します。
さらに虫のフンや死骸を食べに他の虫がどんどん集まってくる状態になり、室内の所々が汚れて虫の住みかになってしまいます。
これにより所々に腐敗が進み価値を下げてしまいます。
数年ぶりに放置不動産を訪れたら、虫の死骸だらけ、クモの巣だらけという状況がよくあります。
修繕の必要な部分に気付けないことによる劣化
誰かが住んでいれば修理が必要な部分を見つけることができるのに、気が付かないままになってしまい劣化を進めていくことがあります。
例えば、屋根が劣化しており雨漏りがしていた場合、誰かが住んでいれば天井の染みに気付くことができますが、空き家では見つけることができず、雨漏りの染みが広がって、気が付いた時には腐敗が進み天井が落ちている状態になっていた。
こんな状態になってしまうと建物として利用することが難しくなり、不動産の価値は大きく下がってしまうこととなります。
建物解体や大規模修繕など、余計と費用がかかってしまいます。
毎週こまめにチェックしている方もいますが、水道管の破損などには気が付きにくいので限界があります。
草木が伸びて処理が大変になる
人が住んでいても、いなくても雑草はどんどん生えてきます。
1年も放置した状態にしていると雑草だらけになってしまいます。
伸びきった草を放置しているだけでも、たくさんの虫が発生したりして近隣の迷惑となります。
毎年恒例行事のように、放置不動産の草刈りをされている方もいますが、年齢が上がるにごとに草刈りも大変になってしまいます。
上の写真のように数十年放置している不動産は森になっていたり、竹藪になっていたり、処理が大変になるので、不動産の価値を下げてしまいます。
草刈りの労力・手に負えなくなった草刈りや伐採にかかる費用がとても無駄になってしまいます。
害獣の住みかになりやすい
放置している不動産は害獣の住みかになっていることもあります。
ネコ・イタチ・コウモリが多いです。
街中であっても普通に発生します。閉め切っていたとしても軒の通気口や、床下の通気口などから入り込んできます。
害獣が住みだすと糞などで不動産の劣化が進みますし、近隣の迷惑となることになります。
これにより不動産の価値を下げてしまいます。
数年ぶりに放置不動産を訪れたら、家の中が糞だらけだったり、天井が排尿の染みだらけだったということもあります。
放置不動産というだけで近隣の迷惑になっている可能性がある
管理されていない不動産が近隣にあるだけで、迷惑に感じられている方もいらっしゃいます。
- 庭の木が伸びすぎて道路や隣地にはみ出て通行の邪魔になったり、隣地の外壁に損壊を与えたりする
- 害獣の住みかになり、臭いや鳴き声などで不安を覚えさせる
- 放火などのターゲットになりやすい
空き家・空き地というだけでリスクがあるという事を理解しましょう。
放置不動産は災害にとても弱い
放置不動産は劣化が進んでいることもあり、災害関係にとても弱くなっています。
特に台風被害が発生しやすい状況にあることが多いです。
- 瓦屋根や雨樋、テレビアンテナが飛んで隣地の壁を破損した
- 伸びきった木が折れて隣地を荒らした
最悪の場合、人に被害を与えてしまう可能性もあるので放置不動産はとても危険だという認識をもちましょう。
被害が出てからでは遅いので、そうなる前に対処しましょう!
亀岡市の放置している不動産は早く売却した方がいい理由
放置している不動産は早く売却した方が結果的に良かったとなることが多いです。
- 放置するリスクを回避して、不動産を高く売ることができる
- 亀岡市の不動産の価格はどちらかというと下がっている
- 固定資産税などの負担から解放される
- 譲渡所得税の控除を受けられる可能性がある
不動産を早く売却することはメリットが多くて、放置はデメリットが多い。
放置するリスクを回避して、不動産を高く売ることができる
前項目にあったリスクを回避することができ、不動産の価値を下げる前に売却できるので、結果的に不動産を高く売ることが可能です。
- 空き家は使っていないと劣化が早い
- 草木が伸びて処理が大変になる
- 害獣の住みかになりやすい
- 放置不動産というだけで近隣の迷惑になっている可能性がある
上記はすべて不動産の価値を下げる原因です。
売却に向けて早く動くこと価値を下げる要因を回避することができるので、不動産を高く売ることが可能になります。
亀岡市の不動産価格はどちらかというと下がっている
亀岡市の不動産の価格はどちらかというと下がっています。
つまり放置している間に土地の価値が下がっているということです。
上がっている場所もあるのですが、主に区画整理地・各駅の駅周辺・国道9号線沿いのみです。その他の場所は長い目でみるとジリジリと下がっています。
以下の画像は国税庁が公開している路線価図です。
【路線価とは】 路線価は、路線(道路)に面する標準的な宅地の1平方メートル当たりの価額(千円単位で表示しています。)のことであり、路線価が定められている地域の土地等を評価する場合に用います。
国税庁 財産評価基準書 路線価図・評価倍率表より
亀岡市の令和4年と平成15年の路線価の比較
令和4年度と平成15年を見比べてみましょう。
【令和4年 JR馬堀駅付近】
【平成15年 JR馬堀駅付近】
篠町見晴5丁目のメイン通りで、令和4年の評価は1㎡/92,000円・平成15年の評価は1㎡/105,000円でした。
篠町見晴の大人気の場所でも約20年でマイナス13,000円の評価となっています。
120㎡(約36坪)の土地であれば単純計算で156万円評価が下がっていることになります。
もう一箇所みてみます。
【令和4年 JR並河駅付近】
【平成15年 JR並河駅付近】
JR並河駅前の通りで、令和4年の評価は1㎡/83,000円・平成15年の評価は1㎡/105,000円となっていました。
便利な駅前の通りでも約20年でマイナス22,000円の評価となっています
120㎡(約36坪)の土地であれば単純計算で264万円評価が下がっていることになります。
つまり年々少しづつですが評価額が下がっています。早く売却することで結果的に高く不動産を売ることができるのです。
でもいつか価格があがるかもしれないしなぁ・・・
可能性は今のところ低いです。悩んでる間に不動産の価値が下がってしまうので、早めに売却に向けて動きましょう。
息子・娘がいつか亀岡市の不動産を使うかもしれないパターンは使う確率が低い
大阪に出ている息子がいつか帰ってきて使うかもしれない・・・
このように考えている方は非常に多いのですが、実際に戻ってくるパターンかなり低い現状です。
数年放置した結果、結局売却することが多くあります。
息子・娘さんがいつか使うかもしれないと悩んでいるのであれば、実際はどうなのか早く意思確認をしましょう。
初期の段階で売却していれば数百万円は高く売れたのにな・・・なんてことがよくあります。
固定資産税などの負担から解放される
不動産を所有していると毎年固定資産税・都市計画税の支払いが必要となります。
毎年数万円かもしれませんが、トータルで考えると結構な金額になりませんか?
年額3万円だったとしても、5年で15万円です。
売却することで固定資産税の支払いから解放されます。
もったいない固定資産税を支払っていないか考えてみましょう。
15万円あれば贅沢な国内旅行をすることもできますし、3万円あれば外食もできると思います。
相続から3年以内であれば譲渡所得税の控除を受けられる可能性がある
不動産を売却して利益があった場合に利益に対して税金を支払う必要があります。
しかし、条件がいくつかありますが、相続してから3年以内に売却ですれば3000万円まで控除できる特例があります。
相続した不動産は放置しないで早く売った方が特になります。
詳しくは国税庁のホームページで解説されています。
>国税庁ホームページ マイホームを売ったときの特例>>
亀岡市の放置不動産で悩んだら不動産屋に相談してみましょう。
この記事では亀岡市の空き家・空き地を放置するリスクと、早く売却をした方がいい理由について解説しました。
放置するとリスクが大きいので、早めに売却した方がお得になることが多くあり、結果的に不動産を高く売ることができます。
放置している不動産があるのであれば、できるだけ早めに売却に向けて動きましょう!
売却に焦点をあてていますが、賃貸に出す方法もあったりします。
しかし、賃貸に出す場合にも条件がたくさんあるので、一度不動産屋に相談してみるのが良い方法です。
この記事を書いている私も亀岡市の不動産屋で宅建士をしていますのでお気軽に相談してください。
亀岡市の不動産売却おまかせください!
亀岡市で生まれ育って35年以上
「宅地建物取引士」の国家資格を所有して、亀岡市の不動産屋にて現役宅建士として勤務中。
これまでに何人もの不動産売却の相談を受け売却のお手伝いをさせて頂いています。
\無料相談・査定も承ります!お気軽にどーぞ/