亀岡市の不動産売却を検討中の人
「亀岡市の不動産の売却を検討中!不動産会社に査定の依頼をしようと思っているけど、査定金額が高いところに売却を任せればいいの?注意しなければならないことは何?」
亀岡市で不動産(土地・建物・マンション)の売却するなら1円でも高く売りたいですよね。
そんな気持ちを利用して査定金額を高く出してくる業者には注意が必要です。売却を任せると全然売れずに、結局金額を下げて売却しなければならない可能性があります。
この記事では査定金額だけで不動産会社を判断してはいけない理由と対処法を、亀岡市の不動産会社で現役宅建士をしている私が解説します。
この記事を読めば高い査定金額が飛びつかずに、不動産売却を成功させることができます。
この記事を書いている私は
亀岡市で生まれ育って35年以上
「宅地建物取引士」の国家資格を所有して、亀岡市の不動産屋にて現役宅建士として勤務中!
これまでに何人もの不動産売却の相談を受け売却のお手伝いをさせて頂いています。
インスタでは土地探しや注文住宅のこと
Xでは日ごろの不動産屋のこと、不動産投資のこと
亀岡市の不動産売却の流れについては
>>亀岡市で上手に不動産売却する方法を現役宅建士がイラストを交えて徹底解説!>>
\この記事で分かることの目次/
亀岡市の不動産の売却方法には「買取」と「仲介」の2つがあり査定金額の意味が変わる
不動産の売却方法には2パターンあり、どちらにするのかで査定書の意味が大きく変わります。
買取 | 不動産会社に直接不動産を買い取ってもらう |
仲介 | 不動産を購入したい人を探してもらう |
どちらのパターンで進めていくのかで査定方法が変わってきます。
買取の場合の査定では、不動産会社に直接不動産を買い取ってもらうので、査定額=売却金額となります。
しかし、仲介の場合の査定は、相場観の把握のための金額を出すことになるので、査定金額は売却できる金額では無い。ということを頭に入れておいてください。
多くの場合で「仲介」が前提の査定となるので、査定金額は売れる金額では無いという理解をしておいて下さい。
「買取」と「仲介」での査定金額のもつ意味を理解しましょう。
「仲介」の査定金額はいくらでも金額を高くできる
「仲介」の査定金額は、不動産会社が買い取る金額ではないので、ぶっちゃけいくらでも高くできます。
不動産会社によって査定方法はさまざまありますが、「特別+〇〇円」「場所がいいので+〇〇円」みたいな感じでいくらでも値段を上げる事ができてしまうのです。
でも査定金額で売れなければ詐欺じゃないか!と思うかもしれませんが、特にペナルティのようなものは設けられていないですし、高い金額で売れる可能性も0ではありません。
「仲介」は売りに出だしてみなければ、いくらで売れるか分からないので、査定金額は高くできてしまう。
「仲介」の不動産売却金額は買主との交渉を経て決定する
「仲介」の不動産の売却価格は、買主との値段交渉を経て決まります。
査定の金額が「2000万円」だったとして「2000万円」で売りに出して、買主から「100万円」の値引き交渉を受け、それを承諾すれば売却価格は「1900万円」です。
売却価格は、不動産の状態に加えて、買主の条件などで変わるため、査定の段階ではっきりとした金額を出すことは不可能です。
どれだけ精密な査定書の提出を受けたとしても、買主からの申込を受けるまでは100%の売却金額はわからないのです。
売却価格は、買主と売主で話し合いお互いに了承した金額が実際の売却金額となる。
亀岡市の不動産売却で査定金額が高い業者に依頼すると失敗する可能性が高い理由
査定金額を高くする理由は売却を任せてほしいから
不動産会社は不動産を売却した際に報酬としてもらえる仲介手数料で仕事をしています。
お客様から査定依頼を受けて金額を出しただけでは1円のお金にもなりません。その後、販売をして無事に売却を完了させることでお金になる。
【不動産会社が査定金額を高くする流れ】
- 不動産会社は売却を任せてもらわなければお金につながらない
- 売却を任せてもらうためには、売主に気に入ってもらうことが一番
- 売主の一番の希望は高い金額で売却したい
- 高い査定金額を出せば売主から気に入ってもらいやすい
- 査定の金額を高くする
査定の金額はくらでも高くできてしまいます。
仲介の査定金額=売却できる金額ではない。
これを正しく理解していない場合、高い査定額を出してくれた不動産会社に売却を任せがちになってしまいます。
不動産会社Aは3000万円の査定、不動産会社Bは2800万円~3100万円の査定、不動産会社Cは3500万円の査定
高い金額で売りたい売主としては3500万円の金額を付けてきた業者に売却の依頼を任せようと考えやすいと思います。
しかし、結局のところ売却金額は買主との交渉を経て決定するので3500万円で売れる訳ではなく、2900万円で購入したい買主に売り渡すのであれば2900万円が売却金額となります。
結果をみると、依頼をした不動産会社Cより、不動産会社Aや不動産会社Bの方が売却金額に近い金額で査定しているので、的確な査定を出していたと言えます。
でも結果的にどの不動産会社に依頼しても、同じ金額で売れるやん
しかし!不動産会社AやBに任せた方が見る目もあるし、より早く売却出来ていたかもしれませんし、2900万円ではなく3000万円で売却が出来ていたかもしれませんよ!
相場より高い金額で販売すると売却チャンスを逃しやすい
上のイラストは高い査定金額を提示してきた不動産に売却を任せて、高い金額で売りに出すと、売れにくくなってしまう仕組みです。
不動産会社AやBが3000万円前後と2社の査定金額が同じぐらいであれば、相場観としては3000万円前後の物件である可能性が高いです。3000万円相当の物件を3500万円で出すことになるので売却するのは難しくなります。
買主は多数の物件を比較検討している
3500万円で売りに出していると、3500万円クラスの物件を探しているお客様が物件を見にきます。
しかし物件が3000万円の相場観だとすると、3500万円クラスの物件を探しているお客様には見劣りしてしまい、購入の検討まで進みにくくなります。
買主の心理としては、少しでも物件の金額は低い方が良いと考えるので、3000万円クラスの物件を探しているお客様は3500万円で売りに出されている物件を比較対象から外したり、まったく興味を持たない可能性が高くなります。
3500万円で売りに出していても、要望があれば3000万円まで値引きしてもいい。と考えていたとしても3000万円クラスの物件を探しているお客様は引っかかってこないので、なかなか売却に到らなくなってしまいます。
こうして何ヶ月経っても売れず、結局不動産会社AやBが査定した金額まで販売価格を下げて売らなければならなくなります。
高い金額で売りに出している時間がもったいない!はじめから不動産会社AやBに任せればよかったのでは?となってしまいます。
高い査定金額の不動産会社に釣られないための対策
高い査定額で釣ろうとしてくる不動産会社を回避するポイントです。
- 自分でも相場を調べて把握する
- 複数の不動産会社に査定を依頼して比較する
- その不動産会社は近隣で販売されている物件や売却価格を把握しているか
- その不動産会社は近隣での取引実績はあるのか
- 査定金額の根拠は明示されているのか
自分での相場を調べて把握する
査定時には自分でも近隣の物件の情報を確認しましょう。
亀岡市の不動産であればアットホームで調べればだいたいの物件情報が掲載されています。
近隣の不動産の情報を把握しておけば、査定金額が妥当なのかどうか判断できます。
アットホーム・ホームズ・SUUMOでだいたいの物件情報は集められます!
複数の不動産業者に査定依頼をして比較する
イラストにもありましたが仲介の査定は、相場観の把握なので若干のズレはありますが、だいたいの金額は似てくるはずです。
4社依頼して、3社が同じぐらいで1社だけ明らかに高ければ、その不動産会社は怪しいです。
一括査定サイトなど利用して、複数の不動産会社に査定の依頼をするようにしましょう!
仲介の査定は金額が高ければいいって物ではない!
その不動産会社は近隣で販売されている物件を把握しているか
査定金額の提示を受ける際に近隣の物件情報や、過去の取引事例の情報を何も出してこない場合は怪しいです。
現在出ている物件の情報はライバルとなる物件にもなるので、担当者は把握しておくべき情報なので必ず確認してみましょう。
近隣で出ている物件と価格差があるのであれば、なぜ自分の物件と価格差があるのか説明できるはずです。
これから売却のライバルになる物件の把握はしておきましょう!
その不動産会社は過去の取引事例を把握しているか
現在出ている近隣の不動産の価格より大事なのは、近隣の不動産の過去の取引事例です。
今近隣に出ている不動産の価格は売却された価格ではないので正しい訳ではありません。過去に取引された価格は実際に売却された金額なので売却できる金額はこの金額の方は近くなりやすいのです。
過去の取引事例を把握していれば、最終的に入る値引きの金額も予測しやすいので、取引事例と価格差がある場合にもなぜなのか確認しましょう。
過去の取引事例は、最終の売却価格を予測するうえでも大事な判断材料!
査定金額の根拠は明示されているのか
不動産会社は査定の金額を提示する際に「根拠を明らかにして説明する」という気まりがあります。
査定の際は、路線価や地価公示価格、過去の取引事例などを根拠があり金額を出すことが多いです。
しかし感覚的に〇〇円、だいたい〇〇円ぐらい、みたいな根拠のない説明をする不動産会社は怪しいです。
根拠のない査定をされた場合は、なぜその金額を出したのか確認するようにしましょう。
根拠なく査定金額が高いだけの不動産会社はほぼ黒だと思って間違いないです。
良心的な不動産会社に任せて亀岡市の不動産売却を成功させよう!
不動産を売却するのであれば1円でも高く売りたいですよね。
そんな心理を利用して、査定金額だけを高くして設けようとする不動産会社がいることも事実です。
今回の記事の内容を実践して、高い査定金額に飛びつかないように注意して不動産売却を成功させましょう!
今回のポイント
・仲介の査定金額はいくらでも高くできる
・仲介の売却金額は買主との交渉を経て決定する
・査定金額を高くする業者売却を任せてほしいから
・相場より高い金額で販売すると売却チャンスを逃しやすい
・自分でも相場を調べる事が大事
・複数の不動産会社に査定依頼をして比較するのが大事
・近隣のライバル物件を把握しているか確認するのが大事
・過去の取引事例を把握しているのか確認するのが大事
・査定金額の根拠が明示されているのか確認することが大事
亀岡市での不動産売却の流れについては
>>亀岡市で上手に不動産売却する方法を現役宅建士がイラストを交えて徹底解説!>>
亀岡市の不動産売却は私にご依頼ください
私も一応亀岡市の不動産会社で働いていて、毎日不動産を見ていますし、売却や購入のお手伝いを何度もしています。
もし希望があればお問合せフォームからご連絡下さい!