土地の値引きで悩む人
「土地の申込を検討中!できれば注文住宅の方にお金を使いたいから土地がもう少し安くなればいいなぁ・・」
「そもそも土地の値引きってできるのだろうか?いい方法はないかなぁ」
購入を検討している不動産は値引き交渉できるのか?値引きできる不動産の見分け方はあるのか?上手に値引き交渉する方法はあるのだろうか?
結論
値引きできる場合と、できない場合があるが、交渉はやってみるべき
不動産の値引きができるかどうかは、不動産の所有者の状況により変わるので一概に言えません。できるのであれば値引きして購入できれば、その分の、その他のことお金を回すことができるので、断られる可能性があっても交渉はしてみるべきです。
この記事では、不動産(主に土地)の値引き交渉のために知っておきたい知識や、値引きがしやすい・しにくい不動産の特徴、交渉のコツなどを亀岡市で現役宅建士をしている私が解説します。
【この記事でわかること】 ・値引き交渉は可能なのか? ・値引き交渉で頭に入れておくべき大事なこと ・値引きがしやすい土地の特徴 ・値引きがしにくい土地の特徴 ・上手な値引き交渉の方法
不動産を購入する時の値引き交渉について大事なことが分かります。値引き交渉に役立ててください。
この記事を書いている私は
亀岡市で生まれ育って35年以上。
「宅地建物取引士」の国家資格を所有して、亀岡市の不動産屋にて現役宅建士として勤務中
これまで値引き交渉に何度も関わっています。
インスタでは土地探しや注文住宅のこと
Xでは日ごろの不動産屋のこと、不動産投資のこと
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亀岡市で土地を購入する流れについては
【亀岡市】土地探しの方法から購入して注文住宅を建てるまでの流れを宅建士が解説
亀岡市内の注文住宅については
>>【亀岡市完全版】亀岡市内の注文住宅のおすすめは?工務店・ハウスメーカー23社のまとめ【宅建士が解説】>>
【亀岡市】土地購入時の値引き交渉は可能なのか?
結論:値引きできる不動産と、できない不動産がある
でも値引き交渉はするべき!
私は不動産の仲介に何度も関わっていますが、購入時に9割の方が値引き交渉をされます。
言うのはタダですしお金もかかりません。むしろ値引き交渉ができれば他のことにお金を回すことができるので、出来る限りやるべきです。
最近では、売主側も値引き前提で金額を設定しているケースもあるのでチャレンジしてみる価値はあります。
値引きを頼んでいいのか迷っているのであれば、やってみる方向で相談をしてみましょう。
すべての不動産で値引きができる訳ではないので、値引きができればラッキーという気持ちで交渉にあたりましょう
値引き交渉をする際に事前に頭に入れておくべき大事なこと
値引き交渉をする前に以下のことは知っておきましょう。
- 不動産の金額は相場の範囲内で売りに出されていることが多い
- はじめから値引きを宛てにして資金計算してはダメ
- 不動産屋(仲介業者)は値引きに前向きではないが後ろ向きでもない
- 亀岡市での値引きの金額の相場は高くて1割ぐらい
- 過剰な値引きの要求はしない
- 1回値引き交渉をしてダメだった場合でもそこで終わりではない
- 値引き交渉に応じてもらえたなら必ず購入すること
各項目ごとに解説します。
土地の金額は相場の範囲内で売りに出されていることが多い
売主は土地の金額を決める際に、一般の方であっても、不動産業者から適正価格や相場情報などの提示を受けて、販売金額を決定しています。
値引きをしなくても相場の範囲内であることが多いので大幅な値引きは応じてもらえないと思ってください。
事前に相場観を把握して売りに出されているので、相場を外れた金額で出ていることは少ない
はじめから値引きを当てにして資金計算をしてはダメ
値引き交渉はするべき。ですが、必ず値引きができるとは限りません。
注文住宅の資金計画を立てる時は土地が値引きできる前提で計画するべきではありません。
値引き交渉の結果まったく値引きができなかった場合、それまでに決めてきた資金計画をやり直さなければならなくなります。
まったく値引きできない土地もあるので、確実に値引きができると分かるまでは値引き前の金額で資金計算をしましょう!
不動産屋(仲介業者)は値引きに前向きではないが後ろ向きでもない
不動産屋は売買を成立させて仲介手数料を報酬でもらうために仕事をしています。
仲介手数料の報酬額は売買金額が高くなれば、報酬も高くなるので、できれば高い金額で売買を成立させたいのが不動産屋です。本当は値引きせず高い金額で売れた方が不動産屋としては嬉しい!しかし値引き交渉が成立せず売買も成立しなければ報酬ももらえないので、全員が後ろ向きと言うわけではありません。
亀岡市内の不動産屋さんはお客様ファーストな業者さんが多いので、基本的には値引き交渉を頑張ってくれます。
不動産屋は報酬が高い方が嬉しいけど、それより売買を成立させることが仕事なので値引き交渉もがんばる!
亀岡市での値引きの金額の相場は高くて1割ぐらい
亀岡市で値引きする金額としては高くて1割ぐらいが相場です。
物件によって売主の状況は違います。
何としてでも早く売りたい売主もいれば、何年かかってもいいから高値で売りたい売主もいるので、明確に〇〇円値引きできると断言できません。
「高くて1割」が「相場」と言う事を参考にして下さい。
亀岡市の物件は全国的にみても高い方ではありません。2000万円の1割だと200万円ですが、厳しい印象です。しかし800万円の1割の80万円ですと成功する可能性が高いと思います。
高すぎる値引きは相手方にも失礼にあたりますので、丁度良い具合を担当者に確認して進めましょう!
過剰な値引きの要求はしない
大幅な値引きは売主から断られて購入すらできなくなる可能性があります。
例えば1000万円で売りに出ている土地を半額の500万円での交渉を求めるような過剰な値引きは危険です。
売主によっては一切取引しないと断られる事もありますので礼儀をもって交渉にあたりましょう。
スーパーの売れ残った惣菜のような感覚で値引きを要求するのは厳禁!
1回値引き交渉をしてダメだった場合でもそこで終わりではない
値引き交渉のほとんどの場合が売主と買主の意見のキャッチボールを経て成約金額が決まります。
例えば、「1800万円」の土地に対して「200万円」の値引きの交渉をする場合に
売主から200万円の値引きはできない。という回答があればそこで終わり。と言う訳ではなく
「200万円」はダメだけど「100万円」ならいいよ。というような何らかの回答があるはずです。
ここで「100万円」の値引きで納得して「1700万円」で購入するか、
間をとって「130万円」の値引きでどうにかお願いします。と再交渉に挑むかは、交渉をしている担当者との相談で決めることになります。
売主によっては「〇〇円以上は絶対に無理」という回答が返ってくることもあるので判断しやすい。
値引き金額は売主と買主の希望をぶつけ合って、お互いに納得のいく金額で決定する。
値引き交渉に応じてもらえたなら必ず購入すること
値引き交渉をして応じてもらえたのに、やっぱり辞めます。というのは非常に失礼な話です。
基本的に値引き交渉をするのは買う前提の段階になってからです。
値引き交渉は土地購入の申込書(買付確約書)に購入希望金額(値引きした金額)を書いて申し込みます。
これから新築を建てるのにどれぐらいのお金が必要で、総額がいくらになるのか把握して、本当に進めて大丈夫か決断をしてから土地購入の値引き交渉にあたりましょう。
【値引きしてからやっちゃダメなこと】 ・値引きができるなら買うかどうか考える ・値引きができてから新築の見積試算をはじめる
値引き交渉をしてから総額をみて「思ったより高いからやっぱり辞めます」は非常に失礼な話なので絶対にしないようにしましょう!
亀岡市の値引きがしやすい土地の特徴
値引きしやすい土地の特徴は以下のことが挙げられます。
- 価格に端数がある
- 明らかに相場より高い
- 長期間売れていない
- 不人気な場所
物件価格に端数がある
物件価格に端数がある場合は、端数分の値引きを考慮して金額設定をしている可能性が高いです。
例えば「1280万円」の土地であれば「80万円」は値引きしてもいい金額として価格を設定している可能性があるので「80万円」の値引きに成功しやすい。
しかし「売主の手元に1200万円残したい」と言うパターンの場合は、売却する時の売主の諸経費で約50万円ぐらい必要なので、「30万円」しか値引きできない可能性も考えられます。
明らかに相場より高い
周辺の相場が1000万円~1500万円の範囲の土地が多い中、2000万円・2500万円など明らかに高い金額で売りに出ている土地は値引きできる可能性があります。
売主としては高い金額で売れた方がいいので、あえて高値の金額で出してあわよくば高値で売れないかな。と期待して出している事があります。売主は周辺の相場を理解していることが多いので値引きに応じてもらえる可能性があります。
しかし、売主がお金には困っていない!売れなくても構わない!高値で売れないなら売らなくてもいい!と思って高値で出しているパターンもあるのでこの場合は値引きできない可能性が高い。
長期間売れていない
売りに出されてから1年以上、3年以上のような長期間売れ残っている土地は値引きできる可能性が高い。
だいたいの物件は売りに出して3ヶ月間は定期的に反響があります。
しかし1年以上経っている物件は、まったく反響のない状態になっていることが多いです。そんな状態になっている時に物件に興味を持ってくれている人がいる。ということであれば、多少値引きしてでも売ってしまおう。という心境になりやすいので値引きできる可能性が高くなります。
しかし、長期間売れていない土地は何か理由のある可能性が高いので、購入を検討する場合は長期間売れない理由を確認するようにしましょう。
不人気な場所
市街地から離れて駅からの距離が遠かったり、過疎地で空き地の多い地域で、買ってくれる人がいればラッキーな土地は値引きしてでも手放したい売主も多いので値引きできる可能性が高くなります。
過疎地は市街地に比べると生活がしにくくなるので場所の確認はしっかり行いましょう。
亀岡市の値引きがしにくい土地の特徴
値引きしにくい土地の特徴は以下のようなものがあります。
- 売りに出たばかり
- 人気の場所
- 業者売主の土地
売りに出たばかり
売りに出てから1ヶ月以内などの土地は値引きされにくい
売主としては高値で買ってくれる人に土地を譲りたいので、売りに出してから1週間~1ヶ月しか経っていない時に値引き交渉をしても、他に高値で買ってくれる人がいるかもしれない。と希望をもっているので値引きには応じてもらいにくいです。
売主の媒介契約は3ヶ月で更新することが多いので、売りに出てから3ヶ月売れなかった物件は値引きに応じてもらえる可能性が上がりやすい。
人気の場所
人気の場所をは値引き交渉に応じてもらいにくい
売主は売りに出す前に、不動産屋の査定などを通じて土地の価値などを把握しています。人気の場所を持っている所有者はもちろん自分の土地が人気のある場所である事を知らされており、自信を持っていることが多いので値引きが難しくなります。
「駅から10分以内」のような土地は探している人も多いので、値引き交渉がなくても売れることが多くなっています。
業者売主の土地
業者が所有している土地は、建築条件付きの土地が多く、相場より比較的低めで価格設定していることが多く、値引きに応じてもらいにくいです。
業者売主の土地はその業者から直接買う事ができれば仲介手数料も必要ないので、それをうまく利用したい。
上手に値引き交渉の成功率を上げる方法
値引きできるかどうかは売主次第ですが、土地の値引きができれば建物にお金を回すことができるので、できる限り成功させたいですよね。値引き交渉の成功率を上げる方法を解説します。
値引きの理由を明確にして相手に伝える
ただ単に「〇〇円値引きしてもらえたら嬉しいから!」のような値引き交渉では応じてもらえない可能性があります。
ある程度根拠のある理由がある方が良いです。
例えば、「自分の予算が〇〇円なので土地と新築と諸経費合わせて総額〇〇円になれば、希望の予算になるので土地は〇〇円の値引きを希望します。」
みたいな感じのストーリー性がある方が売主側にも響きやすくなります。
仲介業者の担当者との信頼関係を築く
基本的に土地の値引きは、自分で交渉するのではなく、不動産屋の担当者が値引き交渉にあたることになります。
値引きを成功させるためにも、交渉してもらう担当者とは仲良くなりましょう。
このお客様のためなら値引き交渉を頑張ろう!と思ってもらえるように、最初に出会った時から土地探しをしている時まで信頼関係を築ければ、不動産屋の担当者にも情が移ります。
担当者に気入ってもらうために
・土地探しの段階ではこまめに新しい土地の情報が無いか確認して「頼っている感」を出してアピールする
・担当から電話が掛かってきた時は、極力電話にでて、あいそうよく話をする
・時には不動産以外の話をして、担当者の事をよく知っておく
とはいえ、値引きは最終的には売主の判断になるので、担当者と仲良くしたのに値引きが出来なかったとしても、いきなり怪訝な態度をとったりしなように注意しましょう!
土地の値引き交渉に関するまとめ
ポイント
・値引きはできる土地とできない土地があるが、交渉はチャレンジしてみるべき
・土地の金額は相場の範囲内で売りに出されていることが多い
・値引きを当てにして資金計算をしてはダメ
・過剰な値引きの要求はしない
・1回値引き交渉をしてダメでもそこで終わりではない
・値引き交渉に応じてもらえたら必ず購入すること
・値引きしやすい土地の特徴
価格に端数がある
明らかに相場より高い
長期間売れていない
不人気な場所
・値引きしにくい土地の特徴
売りに出たばかり
人気な場所
業者売主の土地
・上手に値引き交渉の成功率を上げる方法
値引きの理由を明確にして相手に伝える
仲介業者の担当者との信頼関係を築く
その物件ごとにいろいろな条件があるので値引きに関しては、ぶつけてみなければ分かりません。
値引きを相談してもいいのかわからない。ということであれば迷わず担当者に相談しましょう!
注文住宅で失敗しないために
注文住宅をどこで建てようか迷っているなら、複数の業者を比較検討して決めることが大切です。人生で1度のマイホームづくりは大きな借金をして挑むものなので、失敗すると今後の生活にも支障をきたし後悔してもしきれません。
工務店・ハウスメーカー選びで失敗しないためにも、複数社を比較して決めることをオススメしています。
複数社を比較することのメリット
- 同じレベルの建築でも安く建てられる工務店・ハウスメーカーを見つけられる
- さまざまな工務店・ハウスメーカーのデザインを比較して自分の好みを見つけられる
- 建築を検討しているメーカーに他社の条件や料金を提示し交渉することができる
複数社から情報収集しておくことで、家づくりの知識も増えますし、自分の好みのデザインを得意としている工務店・ハウスメーカーを見つけることもできます。気になる料金面の比較ができれば、金額で失敗する可能性が大きく減ります。
複数社の比較には「LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)」か「タウンライフ家づくり」が便利
亀岡市であれば「LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)」と「タウンライフ家づくり」を利用すれば、10社以上のカタログが揃えられます。
注文住宅の建築業者が決まっていないのであれば、イメージづくりの為にも、まずは「LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)」から資料請求するのがおすすめ。
LIFULL HOME'S(ライフルホームズ)資料請求のページすでに土地がある程度決まっており、間取りや料金をなどを細かく比較するのであれば「タウンライフ家づくり」を利用するのがおすすめ。
・「タウンライフ家づくり」のページLIFULL HOME’S(ライフルホームズ)について
LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)は一部上場している「株式会社LIFULL」が運営しているサイトで、テレビCMやYouTubeのCMで目にされた方も多いのではないでしょうか。
物件探しのサイトをイメージされるかもしれませんが、注文住宅の工務店・ハウスメーカー探しをすることも可能です。スマホで簡単に複数社の資料・カタログ請求が可能でとても便利です。
おすすめポイント
- 利用料金は完全無料でカタログ集めができる
- 地域からから工務店・ハウスメーカーが探せるので亀岡市にばっちり対応
- 資料請求を依頼すると即もらえる「はじめての家づくりノート」がとても便利
利用料金は完全無料でカタログ集めができる
LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)の利用料は完全に無料です。
カタログをどれだけ請求しても、LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)への手数料もかかりませんし、依頼した工務店・ハウスメーカー側からも料金を請求されることもありません。
お金もかからないので気軽に申し込むことができますね。
資料請求を依頼すると即もらえる「はじめての家づくりノート」がとても便利
資料請求の依頼が完了するとLIFULL HOME’S(ライフルホームズ)から「はじめての家づくりノート」が登録したメールアドレスに届きます。
家づくりのための知識や、業者との打ち合わせ内容を記録していくページがあり、これから家づくりをするのに便利で手放せない作りになっています。
この「はじめての家づくりノート」が無料なのは非常に優秀と、利用した方からは高評価を受けています。
「はじめての家づくりノート」をもらうだけでも価値があるので、LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)でのカタログ請求はオススメ!
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LIFULL HOME’S(ライフルホームズ)についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
>>亀岡市で注文住宅の検討するならLIFULL HOME’S(ライフルホームズ)のカタログ一括請求を利用しよう>>
タウンライフ家づくりについて
タウンライフ家づくりではカタログ請求以外にも間取りのプランを依頼をすることが可能です。
おすすめポイント
- 建築会社に間取り作成依頼ができる
- 土地探し依頼ができる
- 注文住宅部門で3冠を達成している
建築会社に間取り作成依頼ができる
タウンライフ家づくりではカタログ請求以外に、間取り作成依頼ができます。
既に建築する土地が既に決まっていれば、どんな建物が建築できるのかイメージすることができるので非常に便利です。複数社から間取り提案と見積を受けることができるので、比較提案がしやすくなります。
土地探しが依頼できる
タウンライフ家づくりではカタログ請求以外に、土地探しの依頼ができます。
家を建てたいが土地が無い。ということでお困りの方も多いと思います。希望の地域を指定しておけば、複数の工務店・ハウスメーカーから土地の紹介を受けることができるので、土地探しで悩んでいる方にはオススメです。
注文住宅部門で3冠を達成している
タウンライフ家づくりでは「利用者満足度」「知人に薦めたいサイト」「使いやすさ」の部門において3冠を達成しています。
第三者の調査機関からのお墨付きとなっているので安心して利用ができます。
タウンライフ家づくりに関してはこちらの記事で紹介しています。
>>注文住宅の工務店・ハウスメーカー探しの第一歩は「タウンライフ家づくり」の利用がおすすめ>>